リバティーウオーク LBワークスの制作 その1 キットの選択

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(2021/06/13)

どんなジャンルでも継続的に新人が入ってこないとジリ貧になります。私は子供の頃からプラモを作っているのでこの世界では「ベテラン」ですが、新規参入者をどうやって増やすかはいつも意識しています。

というわけで久しぶりに初心者さんをターゲットにした制作講座を仕立てたいと思います。

素材はこれにしました。最小限の工具・塗料を使い、面倒なテクニックは極力使わず、誰でもそこそこの完成度に持って行けるよう頭をひねろうと思います。

このキットを選んだ理由です。

・ヤフオクなどで完成品プラモデルの出品を見ていると、いわゆる「ドリ車」「族車」「街道レーサー」「カスタムカー」「チューンドカー」などではけっこう入札が多い。

・その方面のミニチュアを手に入れたい人も多いんだろうが、市販の完成ミニカーなどはまずない。つまり需要はあるけど供給がない 。だからヤフオクの入札も多くなるんじゃないか。

・欲しければ自分で作れと言われても、そう簡単ではないのがプラモデル 。

だったら私のやることは一つですね。

 

アオシマのこのシリーズ、車種としてはとても魅力的。

ただし初心者さんを対象とした時、作りにくかったりあまりにも出来が悪いと困りますので確認してみます。

まずはジャパンの方ですが・・・、

軽く組んでチェックしてみたところ、ちょっと辛いかなという印象です。
その理由を以下に・・・。
・窓枠がよれよれしていて萎える。
・窓枠のマスキング難易度が高い(あくまでも初心者さんを想定した場合) 。
・リアの窓ガラスに盛大なスキマが出る。

 

・横のガラスがボディーと合わない。
・オーバーフェンダーとボディーの間にけっこうスキマが出る。
・シートのバリが盛大。
まあこうやってバリを削ればいいんですけど、初めて作る人もいるかと思うと、ちょっと。
・ドライバーズシートも変な形。

 

こういう残念なところ、ある程度経験を積んだ人ならどうとでもなるんでしょうが、今回はあくまでも初心者さんが対象。

まあ最近発売されている出来の良いキットを素材にすればいいんでしょうけど、今回は需要が多いと思われるやんちゃ系がテーマなんで 、どうしてもアオシマ、あるいはフジミの(設計が)古いキットから選ばざるを得ないんですね。

じゃあケンメリの方はどうかな。
タイヤがかなり引っ込んでますけど、対策は簡単なので気にしません。
窓枠マスキングも、ジャパンよりは楽そうです。
側面の窓ガラスも問題ない。

オーバーフェンダーのスキマも、開いている理由と対策方法がわかってますし、初心者さんでも対処できます。

シートにもバリはありましたが、ジャパンよりもまし。
バリ取りは楽です。
バケットシートも許容範囲です。
というわけで今回ジャパンの方は一度箱に戻っていただき・・・、
ケンメリで進めさせていただきます。
(2021/06/20)

ケンメリボディーにクレオスの缶スプレー(メタルブラック)を吹けばこんな感じ。

特に困難はないと思います。

ところが、続いてデカールを貼ってみたところ、問題発生。
デカールが固くて馴染まないんです。
乾燥してもこんな感じ。
しょうがないのでこの後デカール軟化剤を塗ったり、マークセッターでリカバーしてみましたが、この程度が精一杯。

最初からこれら補助剤を使う前提ならもうちょっと上手に貼れますし、デカールよりも塗装の方がよほど楽。

でもそうなると今回の目的から逸脱してしまう。

凸凹の少ない側面などは普通に貼れるんですが・・・、
乾燥後にドアのチリの部分にカッターを入れたらパリパリと剥げてしまいました。

ここも最初から補助剤を使っていたら上手く行ったはず。

とにかくこのキット、デカールが固すぎて初心者の方にはまず無理と判断しました。

ちなみにネットで完成作例を探してみると、デカールを使わない作例、塗装でやっている作例はあったものの、キットのデカールを使用して普通に作った作例は見つかりませんでした。

アオシマの中の人、作ったことあるのかな。

というわけで、 LBワークス ケンメリ4Drを素材にした初心者向け工作指南はここで中断します。

ボディーをIPAに浸けて塗料の大部分を除去した後・・・、
アクリルラッカー塗料用薄め液できれいにしました。

超初心者さん向けの工作チュートリアルでシンナー風呂とは痛恨の極み。

これでおしまいでは面白くないな。

だったらデカールは使わず、右みたいな感じで仕上げてもいいのかな。パーツはそのまま使えるわけだし。

そっちで進めることにします。

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