窓枠の塗装が上手く行くと、仕上がりがぐっと引き立ちますよね。ただ、なかなか難しいのも事実。 普通は「マスキングテープ」という、いかにも”マスキングのために使ってください”と言わんばかりのテープを使うのが一般的ですが、この他には塗ってしばらくすると固まる「マスキング液(マスキングゾルなど)」も便利です。私はその時々に応じて使い分けています。
頭の中を整理してみます。
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方法 |
良い点 |
リスク |
1 |
マスキングテープをべたっと広く貼って、カッターで切り出す |
にじみなどの危険はあまりない |
カットラインが曲がったり、刃が滑ったら悲惨。剥がすときにデカールを道連れにする危険がある |
2 |
マスキングテープを細く切り、窓枠に沿って貼る |
ラインがきれいになる。納得するまで貼り直しも可 |
コーナーがつらい。密着が甘くなりやすく、にじみの不安がある |
3 |
マスキング液を塗って、カッターで切り出す |
複雑な面でもマスクできる。デカール道ずれの危険は少ない |
1(↑)と同じ。また、塗りが下手だと剥がすときに手間がかかる |
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今回のポルシェ、前後の窓枠は「2」の方法でやってみました。
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ラッカー系のセミグロスブラックを吹きます。
ボディーと同じラッカー系ですから密着は良く、エナメルで塗るときに比べ、剥がすときに端がめくれてしまうリスクは少なくなります。塗膜も丈夫。
ただし、失敗は許されません。
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側面は再度作業します。やや凸凹もありますので、マスキング液の方が向いていると思われます。
別々に作業したのは、窓枠とドアのモールでは同じ黒でも艶などが違うから。
でも、結果的にはほとんど差を表現できませんでしたが・・。
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こういう瞬間は、楽しくもあり、怖くもあり・・・。
毎回ドキドキします。
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ここまで来ると、峠は越えたなという感覚です。
ボディーの「チリ」への墨入れは、ボディーの白い部分にはかなり薄めのグレーを、マルティニデカールの部分にはやや濃くしたグレーを入れています。
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