10.安いカメラでなるべく良い写真を撮る

カメラによって写真は変わるのか・・・。もしかしたらそれはプラモの写真を撮る人にとって一番の関心事かもしれません。

確かに高級カメラはある程度腕の悪さをカバーしてくれますし、表現力も違います。ただ、どんなよいカメラを持っていても「何が良い写真なのか」をイメージできなければ良い写真は撮れません。このページの前に長々と色々な話を書いたのはそのためです。

学生さんに「一眼はやっぱりいいから、ぜひ買いましょう」と言うのも酷な話ですし。

そこでこのページでは、安いカメラを使った撮影のコツをお伝えすることにします。

セッティングはこの程度でも十分。
撮影したそのままの画像がこんな感じ。

これを切り抜き、色味や明るさを調整すると・・・、

こんな風になります。

画像を処理するソフトは適当なものがネットでダウンロードできますよ。

ただ、安いデジカメで困るのは「絞り」ができないこと。

特に接写で撮りたい時にそれを実感します。

右の写真はヘッドライトにピントを合わせていますが、後ろの部分はピンぼけになってしまいます。

ピントをフロントタイヤ合わせると少しはましになりますが、これでも採用は難しいです。
仕方がないので少し側面に回ったり・・・、
バックを黒くして何となくシャープに見せかけたりします。

こうするとフロントガラスを通した景色のゆがみもごまかせますし。

ここまで横にすれば絞りの甘さはほとんど気にならなくなりますね。

とまあこのように色々とじたばたすれば、使える写真を揃えることができるでしょう。

 

デジカメはフィルム代がかかりませんから、とにかく色々条件を変えてたくさん撮ることが大切だと思います。