1.撮影の方向性

 

では良い写真を撮るにはどうすれば良いか・・・。

例えばきれいな女の子の写真を撮りたいとイメージしてみましょう。

1.まず何よりも、あなたがきれいだと思う※女の子を捜してくる」ことが大切ですね。
(=出来の良いキットを選ぶ、キットをきれいに作る)

※女性の美しさには絶対的な基準はありません。模型も同じでしょう。

2.次は「その女の子が魅力的に見えるアングル、表情を見つけ出す」ことが大切です。
(=車がかっこ良く見えるアングルや条件を探す)

3.三番目は「その子が嫌がっている部分を露(あらわ)にしない」ことです。
(=キットの出来の悪い部分はなるべく写さない)

4.撮影条件も大事ですね。背景が美しい場所、光が柔らかくた女の子の肌がきれいに見える天候・時刻などにも気をつけたいものです。
(=模型撮影ではバックの選択やライティングが重要です)

5.最後にカメラです。結婚式場の専属カメラマンがカップルの記念写真をスマホで撮ることはありません。最高級のカメラを使います。それは写りが全く違うからです。
(=模型写真においても、本気でちゃんとした写真を目指してゆくなら、一眼購入はスルーできないでしょう。ただし順番としては後になります)

 

ただし! もっと大事なことがあります。それは、

あなたがどんな写真を撮りたいと思っているか

です。

例えばある人は「芸術的に撮る方向 」が好みかもしれません。別の人は「とにかく細部まではっきりとわかる方向」を目指しているかもしれません。そこに優劣はありません。

 

一方、私の目指すところは「一見本物みたいだけど、やっぱり模型」です。

その理由を説明します。

実物とおもちゃの間には次のような段階があると思われます。

どう見てもおもちゃ<良くできた模型<一見本物みたいだけど、やはり模型<本物と見分けがつかない模型<本物

この中で「本物と見分けがつかない模型」を理想とする考えもあるでしょう。私もそれができたらどんなに素晴らしいかと思いながらも、そもそも模型サイトの完成写真を見に行く目的の一つは、その作品を作るテクニックを知ることですから、”模型としての”作品の仕上がり状態が良くわからない写真は少なくとも私のサイトでは使いたくないんです。

 

例えばこういう写真(↓)よりも・・・、

細部が良くわかるこういう写真(↓)を使いたいと思っています。

次のページからはこの考えをベースに説明していきます。ご承知おきください。