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         次の工作はこれにします。
        ブラジルの「Two Cats Modelos」って会社のレジンキットで、毎年柏崎の展示会に来ていただいている「ZR-1」さんからいただいたものです。              
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        実車のポルシェ910は1967年のスポーツカー世界選手権では優勝も含めてかなりの活躍をしているものの、ワークスとしての目だった活動はその年くらいで、すぐに次世代の907や908に主役の座を明け渡しています。 一方日本では「'68日本グランプリ」で生沢徹のドライブで総合2位に入賞したことで伝説的な人気を誇り、タミヤの1/12、1/18キットだけでなく、ナカムラ、バンダイ、永大、フジミ、マルイ、アリイなどから様々なスケールのキットが発売されていました。ただそれらの多くは形が変だったり入手しにくかったりします。 
        ポルシェ910にしろ906にしろ、ちゃんとしたインジェクションキットが発売されたらすごく嬉しいのですが、逆にしょぼいキットに手を入れたり、このようなレジンキットを苦労して完成させると言う倒錯的な喜びもありますね。 
        また、来年の静岡の展示会にはレストアしたカレラ10を持って行く予定ですが、それだけではネタとして面白くないので、1/24を並べたいなあとも思ったわけです。 
         
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         中味を確認してみましょう。
        パーツはこれだけ。タイヤもレジンです。 
        またウインドウのヒートプレスは仕上がりがあまり良くありません。このまま使うか何かの対策をするかは、後で考えよう。  
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         何はともあれ仮組みです。
        車軸を通しますが、指定(と思われる場所)よりやや車高を下げる方向に持って行きます。
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         反対側の車軸穴はスカスカにします。
        左側ががっちり固定されていますから、この部分はシャフトの弾力である程度上下させることができます。
         だからもし置いた地面が完全にフラットでなくても・・・、
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         右側タイヤはある程度地面に追随し、
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         三点接地になるのを防ぐことができるでしょう。
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         ホイールはこんな感じです。右が余計な部分を除去して形を整えたもの。
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         で、タイヤに入れてみると、見事にスキマあり。
        意図があってやったとは思えないんですが、とにかくこれでは困ります。 
        対策は後で考えよう。
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         ノーズのトランクはエアを取り入れる部分が埋まってます。黒く塗ればごまかせるかもしれませんが・・・、
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         裏から削り込んで開口に挑戦します。
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         とりあえずこうなりました。
        ポルシェ910以外には見えませんがボディーのあちこちから「コレジャナイ」オーラが出ています。 
        また、妙にタイヤが大きく感じられる。これが違和感の一つの理由なのかなぁ。
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         もしかしたらキットのレジンタイヤが大きく感じられたのは色のせいなのかなと思い、試しにタイヤを黒く塗ってみましたら
        、こうなりました。
        タイヤが大きく見えたのは、色のせいだったんですね。 
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         となると、後はホイールとタイヤのスキマを埋めるだけ。
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         こうなりました。
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         気になったところの一つは取り外し式のルーフがドアの部分よりも後ろに延長されていること。
        こういう個体があるのかもしれませんが、私の知ってる910ではないので、直すことにします。
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         この方が心が落ち着きます。
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         言い忘れましたが、サイドウインドウからドアにかけてのラインもちょっと修正
        しています。
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         以前に比べてイメージがずいぶん違うように思えるのです。
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        とまあ色々やっておりますが、このキットに理想を求めてもいけないかなと思います。できることはやり、面倒なところはやらない。その割り切りを持って作業を進めたいと思います。
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