はじめてのカーモデル その1  パーツの整形

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今回はプラモ初心者の方、あるいは子供の頃にやっていて、また始めたいなあと思っている方を対象とした素組み工作記です。

道具の紹介も含め、原点に戻って丁寧に書き込んで行きたいと思います。

また、極力お金をかけないようにするのもテーマのひとつです。

題材はフジミのレビン。

ちょっと年配の方には懐かしく、若い人にも人気の車種です。

パーツが少なめなのも嬉しいです。

何はともあれ、プラモを作るにはパーツをランナーから切り離さなければなりません。

カッターを使ってもいいのですが、ニッパーが一つあると万全です。

切り口はきれいに整えましょう。

最初は彫刻刀や棒ヤスリなどを使い・・・、

そのあとサンドペーパーでこすれば・・・、
きれいになります。
サンドペーパーはタミヤのもの(商品名はフィニッシングペーパー)が入手しやすいですし、品質もバッチリです。

フィニッシングペーパーは数字が増えるほど目が細かくなります。

たくさん種類がありますが、最初は全部を買い揃える必要はないかもしれません。

今回のような素組みですと、まずは400、800、1500番あたりを揃え、様子を見ながら足していけばいいかな。

 

パーツに余計なはみ出しが見えますね。

これは「バリ」と言いまして、金型のスキマに樹脂が入り込んだものです(鯛焼きだったらバリがあった方が嬉しいんですけどね)

こういうところは彫刻刀やフィニッシングペーパーで目立たなくしておくといいですね。

こんな風に。
この他、パーツに小さい丸い跡が見える場合があります(押し出しピン、または突き出しピン跡)

かっこ悪いと思ったら、処理した方が良いでしょう。

ボディーにバリがあった場合も・・・、
彫刻刀でざっくり処理し・・・、

 

ペーパーをかけて・・・、
きれいにします。
ボディー稜線に見えるすじ(パーティングライン・・・これも金型の合わせ目による乱れ)もあちこちにあると思いますので・・・、

ご自分のできる範囲でいいですから、整えてみてください。

地味な作業ですが、やるとやらないとでは仕上がりがずいぶん違ってきます。

この道具は、フィニッシングペーパーを両面テープでプラ板(タミヤから出ています)に貼った”自作ヤスリ”です。
例えばこういうところなどには普通のヤスリを使うより楽ですし、真っ直ぐ仕上がります。
ボディーを眺めていると、不自然に凹んだところを見つけることがあります。

これは「ヒケ」と言います。

溶けた樹脂が金型の中で冷えて固まる時には若干体積が減るのですが、特に肉厚の厚い部分でその痕跡が目だってしまうのです。

パテなどを使って埋めてもいいのですが、この程度でしたら瞬間接着剤を塗っていくのが簡単です。

もちろん固まった後にはペーパーをかけて仕上ます。

ボディーと足回りのパーツをそろえたら、ここで一回仮組みしてみましょう。

パーツは接着せず、セロテープなどで止めるだけです。

何事もなく次に進める時もありますが、キットによっては「ありゃりゃ?」となる場合がありますから。

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