ご存知のように、以前に比べプラモを作る人口が減っています。かつて楽しんでいた子供たちが大人になって再開する、いわゆる「出戻りモデラー」も見かけますが、最近はミニカーなどの出来が非常に良くなり、しかも安価に買えるとあって、完成品を手にしたいならわざわざ高い金出し、時間をかけ、塗料のニオイが臭いと家人に文句を言われながら苦労することはありません。
では何でプラモなんか作るのか。
それはプラモには「色などを決めて自分好みの完成品に仕立てる楽しみ」、「本物の構造に親しむ楽しみ」など、「模型」でしかかなえられない喜びがあるからでしょう。また私がさらに重要だと思うのは、「ちゃんと完成したキットは、ミニカーよりも本物っぽく魅力的なものになる。」ことです。
でも、そのためにはかなりの経験を積まなくてはなりません。私自身一台作る度に少しずつ上手になっているのを感じますし、いつかは自分でも納得できる作品をこの手で生み出したい思っています。私のHP、特にここの工作過程を見ている人の多くも同じような思いでいるのではないかと感じます。
では模型メーカーとしてやるべきことは何でしょう。それは少しでも作りやすく、塗り分けしやすいキット・・すなわち完成までにストレスのないキットを提供することではないかと思います。
タミヤは、品質に関しては間違いなく世界一と言えるでしょう。仮組みなんかしなくても、安心して作業を進められます。細かいところの表現力も素晴らしい・・。
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