セリカターボ77 その10 クリア部品

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私の模型作りのスタンスの一つに、「写真に撮った時に本物っぽく」があります。

その時に悩むのがクリアー部品の扱い方。板厚・透明度などが邪魔になって、写真では「いかにも模型」になっちゃいますから、そこをどうやって誤魔化すか・・。

 

このレンズカバーの場合は、板厚がバッチリわかりますし、端面も荒れている。

素組みとは言え、ここを極力何とかしたいですね。

端面の荒れや透明度に関しては、表面に細かいペーパーを当て、最後は研ぎ出すことでかなえられます。

写真はその途中の様子です。

ついでに端面に軽くマジックで色付けしておきます。

板厚を誤魔化すやり方、Aコースです。

裏側の下の部分のみ丸く削り、先端を尖がらせます。

この作業はあまり手間がかかりません。

板厚を誤魔化すやり方、Bコースです。

下に行くにしたがって薄くなるよう、裏側を削ります。

この作業はかなり時間がかかります。

Aコース完成。

先端の厚みは目立たなくなりましたが、丸まっている感じがやや不自然か。

Bコース完成。

エッジがやや目立ちますが、全体に自然です。

Aコースを正面から。

レンズ効果で、ヘッドライトが日の出みたいに見えます。正面からの撮影に注意が必要。

Bコースを正面から。

こちらの方がなじみが良いですね。

 

Aコースは作業が簡単なので、「素組み」範囲と言っても良いでしょうが、Bコースは「手を加えた」ことになるでしょう。

だからBコースで作ったレンズは赤白セリカに使いました。

今回のセリカターボ77の「工作机」はいつもより丁寧に過程を紹介させていただきました。

まだお伝えしたいことは山ほどあり、写真も沢山撮っているのですが、キリがないのでこのあたりでいったん終わりと致します。

セリカターボ77 その10 クリア部品

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