窓枠です。
この部分はブルーを塗ってから黒を塗り、そしてクリアーを吹いて研ぎ出しと進んでいましたから、最後に艶消しクリアーで仕上げる必要があります。
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このようにマスクしてからボールペン(黒でない方がいいでしょう)で線を書き・・・、
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マットに置いて、フリーハンドで切り抜きます。
フリーハンドで大丈夫なのかとの心配はほとんど無用。マットが適度な抵抗となって結構上手く行くんです。
もしラインを外れても貼る時に調整はできますので、滑らかにカットして行くことに注意すれば何とかなります。
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サイドも同様です。
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気合を入れて滑らかに滑らかに・・。
もし失敗したら何度でもやり直す。
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マスキングしたら艶消しクリアーです。
この方法は前回のプリメーラから始めているのですが、何でこんな手間のかかることをしているか・・。
その理由を表にまとめてみます。
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●これまでやっていた窓枠塗装方法、そのリスキーな部分
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工 程 |
リ ス キ ー な 部 分 |
1 |
ボディーを塗装する |
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2 |
クリアーを吹く |
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3 |
研ぎ出しする |
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4 |
マスキングしてカッターで切り抜く |
クリアーなどを吹いて塗装がそれなりに厚くなっている状態でカッターを当てると、塗装が欠けるおそれがある。また、溝が埋まり気味なので、刃がすべって溝を乗り越えるおそれもある。 |
5 |
窓枠を塗装する |
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6 |
マスキングをはがす |
もしはみ出したり染み込んだりしていたらリカバリーが面倒。何よりも最後の最後での修正で気持ちが萎える。 |
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●最近の窓枠塗装方法、そのメリット
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工 程 |
メ リ ッ ト |
1 |
ボディーを塗装する |
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2 |
軽くクリアーを吹く |
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3 |
マスキングしてカッターで切り抜く |
まだ塗膜は薄いので、塗料が欠ける心配は少ない。溝も埋まっていないので、カッターがすべってラインから外れるおそれも少ない。 |
4 |
窓枠を塗装する |
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5 |
マスキングをはがす |
はみ出したり染み込んだりしていたらリカバリーは必要だが、↓ |
6 |
クリアーを吹く |
修正後にクリアーを吹くことで直した部分は目立たなくなる。 |
7 |
研ぎ出しする |
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8 |
マスキングする(カッターの刃をボディーに当てない方法で行う) |
塗料が欠けたり、うっかりカッターがよれてボディーに傷つける心配がない。 |
9 |
艶消しクリアーを吹く |
もし若干はみ出しても、まずわからない。気分的に楽。 |
10 |
マスキングをはがす |
二回目のマスキングはそんなにしっかり密着させていないので、スライドマークが持っていかれる心配も少ない。 |
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いつもこうやると決めたわけではありませんが、何よりも最後の最後で失敗するのは嫌なので、精神的にはありがたいかな。
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