頭文字D(FD3S)の制作 その2 仕上げ

 前の工程へ   工作机INDEXへ 
 
(2026/8/5)

ボディー塗装にかかります。

高橋啓介のFDの色は「コンペティションイエローマイカ」、もしくは「サンバーストイエロー 」あたりらしいのですが、そもそもこの色の実物を見たことがないのでイメージが湧きません。

箱絵には作例写真がありますが、この黄色はかなり薄め。どうも私の好みではない。

またキットの成型色は結構オレンジ寄り。

「サンバーストイエロー 」はこっちに近いようです。

ちょっと悩んだ末、 成型色をお手本に、クレオスの中では一番近そうだった真ん中の「C329」を塗ることにしました。
ただし色名 の「コンペティションイエローマイカ 」が気になる。全くのソリッドではないのかも。

そこで「パール純色イエローブリリアント」も準備しました。 マイカじゃないけど※まあいいか。

※ そもそもマイカもパールももとは雲母(mica)で、パールは見た感じが「真珠みた 〜い」なのでそう言いたい人が言ってるだけだから (身も蓋もない)。

メタリックやパール塗料はクリアー系のベースに粒子を混ぜています。そうしないとキラキラが見えてこないからです。 この「パール純色イエローブリリアント」もある程度の透過性を持っています。

色々試してみました。

一番左はこのパールをソリッドイエローの上から重ねたもの。基本的な使い方で、キラキラも良く見えます。

一方他の三つは両者を混ぜて塗っています。本来なら避けたいやり方ですが、これでもある程度のパール感は得られます。

今回はこちらの方向を採用することにしました。

ただのソリッドとは微妙に違う感じ、悪くはないと思います。
続いてボンネットのカーボンデカール。

まず黒鉄色(使うデカールによってはメタリックブラック)を塗ります。

これはデカールが一部割れてもごまかせるからです。

肝心のデカールですが、どの会社のものを使うかで悩みます。

私も色々ストックしていますが、昔使っていて良い印象だったものも、今なかなか入手が困難なものある。

今回は「柄」「貼りやすさ」「クリアー吹きに対する耐久性」「価格」「入手のしやすさ」などを考えながら、三種のデカールの特性を確認してみます。

///////////////

まずはタミヤ。普段普通に使っています。他に比べてやや柔らかく、貼りやすい。

ただパターンは控えめで見た目の印象は地味。F1のモノコックなど全身がカーボンになる場合などには適しているのでしょうが、ワンポイントで使う時は物足りない感じです。

ホビーデザイン。

価格が高くてビビります。

カーボンパターンが全体的に細かくて驚きます。実車の縮尺に忠実なのでしょうか。

ちなみにカルトグラフ。
最後はバルケッタ。

嬉しい価格。パターンは全体的に粗め。模型としては面白味があるものの、ちょっとわざとらしい。

デカール自体は固めで、曲面には貼りにくい。逆にデカール軟化剤を使っても結構耐えてくれます。

販売サイトを見ていると、そもそもバルケッタは軟化剤を使うのがデフォのようです

言葉で説明してもアレ なんで、ちょっと実験してみましょう。

 

100均のミニカーから型取りした「試験片」に貼っていきます。

デカールをそのまま貼った場合と、軟化剤(マークソフター)を使った場合の二通りを試してみます。

乾燥後はクリアー(艶消し)を吹きます。そもそもデカールを貼った後のクリアーコートをメーカーは推奨していません。これは塗料がデカールを侵し、シワシワなったりするからです。

でも私含め、皆さんもクリアーコートはしていると思うので、今回もそうします。

まずはタミヤ。

軟化剤不使用の場合・・・頑張っていますが、しわや気泡は出ます。またクリアーを吹くと密着していない部分が溶けて剥げてしまいます。

軟化剤使用の場合・・・良く密着していますが、場所によっては軟化剤で半分溶けてしまうので、表面の状態は良くありません。

ホビーデザイン。

軟化剤不使用の場合・・・一部気泡が残ります。ただしクリアーを吹いても気泡は破れず、丈夫さを感じます。

軟化剤使用の場合・・・良く密着し、理想的な仕上がり。

 

バルケッタ。

軟化剤不使用の場合・・・三種の中では一番固いので、あちこち気泡が残ります。またクリアーを吹くとあちこちで気泡が破れます。ちょっと辛い。

軟化剤使用の場合・・・良く密着します。こうなるとクリアーを吹いても大丈夫。

ちなみに今回使ったのは「綾織りブラックM」。おいおいと言いたくなるくらい目が粗い。1/12あたりなら場所によっては使えるかもって感じです。

今回 ボンネットに使ったのはバルケッタの「綾織りブラック2S」。

ホビーデザインが一番リアルだと思ったものの、半分使いかけだったので・・・。

写真は貼りながら馴染ませている段階。

まだシワシワですが・・・、

乾燥すればこんな感じ。
その後半艶消しクリアーを吹きました。

まあまあいい感じ。

軽く組んでみます。
リアのディフューザーにはタミヤのカーボンデカールを貼っています。近づいて見てもよくわからないけど。

今回のFDは取り掛かってまだ二週間。しかも同時に裏で別のネタの仕込みもやっていながらです。

このハイペースの理由は「割り切り」。

今まで・・・ちょっとした塗り分けはマスキングしてからエアブラシ
今回・・・筆塗りでフリーハンド

今まで・・・そこそこの大きさのパーツは塗装する前に水洗いしていた
今回・・・刷毛やエアブラシでホコリを飛ばしたらすぐ塗装

こんな感じでやっていると、時間はかなり短縮できます。ちなみにこの「手抜き」ですが、前回のポルシェ911GT1から「採用」しています。

気になる仕上がりですが、やっている自分にはわかる。でもぱっと見た程度では気付かれないでしょう。

何だかんだ言って、どんどん出来ていくのは嬉しいものです。

 

 

頭文字D(FD3S)の制作 その2 仕上げ

 前の工程へ   工作机INDEXへ 
 
アクセスカウンター