こだわり道場過去ログ 地域ネタ編

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「私の住んでいる町の凧合戦」・・・15/06/08

私は新潟市の南区というところに住んでいますが、そこはちょっと前まで白根市と言われていました。

ここでは毎年6月に「白根大凧合戦」が行われます。300年の伝統があるそうで、大会期間中は町中が大騒ぎになります。
私はこの町の出身じゃないですが、子供が小学生の時は町内会の子供凧(と言ってもものすごくでかい)で行事に関わってきました。

このサイトを見ている人にはあんまり関係ない話ですが、「凧合戦」がどのように行われるのか説明します。興味を持った人はご覧ください。

 

日曜の二時ごろ、家から土手に向かいます。私の家から会場までは歩いて10分くらい。土手下の商店街道路は歩行者天国になって、多数の屋台が出ます。

(新潟の屋台でおなじみと言えば「ぽっぽ焼き」。これを売っているお店は10店ほど出ますが、ものすごい行列の人気店とそうでない店があります。並んでも美味しい「ぽっぽ焼き」を手に入れるか、味は少し我慢してすぐ手に入れるかが思案のしどころ)

 

天気も良く、風にも恵まれて絶好の合戦日和。
では合戦のルールを説明します。

向かって左側が白根(東軍・全部で6組)、右が味方(あじかた・西軍・全部で7組)です。白根(左)の凧は、揚げると川の中央に向かい、低空で待機するようセッティングされています。

それにタイミングを合わせて味方(右)側から凧が揚がります。

 

味方側の凧は左上に急上昇してから一気に急降下するよう、セッティングされています。つまり長時間滞空はできない。
そして上手く掛かると・・・、
両方は川に落ち、ここから綱引きが始まります。
この写真は別の凧のものですが、こんな感じで引き合います。そして元綱が切れた方が負けです。
切れる瞬間はなかなか上手く撮影できませんでしたが、結構いい音がする場合もあります。
これもおそらく切れた瞬間かな・・・。

ミニ知識

・大会期間は五日ありますが、一つの組は大体30〜40枚の凧を準備します。

・元綱は長さ130メートル程度ですが、どこで切れるかは運次第。切れた分は勝った側に持っていかれてしまいます。元綱は何本も用意していないので、取られた方は相手側に頭を下げて返してもらわないとその後の凧上げに支障をきたします。返してもらう際はビールなら大瓶2ケース、または一升瓶二本が相場だそうです(大会規定集にそう書いてあるらしい)。

 

常に凧が絡むとは限りませんよ。
白根側(左)にタイミングを合わせて味方(右)側がスタンバイ。
 
まず一つ揚がったものの・・・、
行くかなーと思わせておいて・・・、
なぜか離れていく。
回収。 理由は良くわからない。風向きやセッティングの問題かもしれません。
だがその頃、味方側からもう一つの凧が発進していた。
でも白根(左)側の凧は、待っているうちに堤防の端っこまで来てしまったので、これ以上耐えきれない。
無駄に川に落とすのももったいないので・・・、
回収。戻ってまた揚げられます。
じゃあ私はどうすればいいのさ・・・と言いながら、
回収もままならず、一人さびしく・・・、
自沈。
ちなみに土手の上は揚げる人しかいちゃいけないことになってます。でも凧がかかって綱引きになると、その組の人以外も集まって、よくわかんない状態になりますが。

 

大凧は畳24畳ほどの大きさですが、これとは別に巻凧という小振りのものは、これどうしで戦います。

双方は爆撃機と戦闘機くらい大きさの差がありますので、お互いが戦うことはありません。もし戦っても元綱の太さが違うので巻凧が必ず負けますし、そもそもポイントになりません。
だからお互い干渉しないように上手に揚げるのですが、たまーに絡んでしまうことがないわけではない。その時巻凧はエライ怒られるそうです。

 

大凧の戦い、もう1ラウンド見てみましょう。
グッドタイミング。
 
 
このあと、引き合いも行われました。
 
凧の中には子供の誕生を祝ったものや・・・、
結婚を祝ったもの、
子供の節句を祝ったものなどがあります。
(思いっきり個人情報なのでモザイクかけました。何千人もの前でオープンにしているので、あまり気にする必要はないのかもしれませんが、念のため。まあ、300年前はネットもなかったしね)

数万円出すと、こういうのを入れてもらえると聞いています。

 

グーグルアースを見ると、何やら凧が写っているのを見つけることができます。

拡大すると、これは味方(あじかた)の中蝶組が凧を作っているところのようです。

こちらも味方の北若組ですね。

 

以上、何枚もの写真で地元の祭りの「ほんの一部」を紹介させていただきました。