第2回 集まれ!新潟模型大作戦に参加しました |
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![]() 一応オールジャンルの展示会ではあるものの、主催者が主に作っているのがゴジラ・ガメラ・ウルトラマンなど特撮系のガレージキットやプラモですので、並ぶ作品もそちらの割合が多くなります。
模型の”ジャンル”を大きく分類すると ・スケールモデル・・・実物が存在するもの。飛行機・戦車・艦船・車・バイクなど ・キャラクターモデル・・・実物が存在しないもの。コミック・映画・アニメ・ドラマ・ゲームなどに登場する架空のキャラクターやメカ に分かれますが、各地で開催されるオールジャンルの展示会に行くと作品の7〜8割はキャラクターものって印象です。 見に来る人もそちら目当ての人が多く、私含めたスケールモデラーからはその盛況ぶりがちょっと羨ましくもあります。 でもこれはしょうがない。模型はまずその対象物に人気がないと興味を持たれません。今世の中で目に触れるものは圧倒的にそっち、つまりガンダム・怪獣・特撮ヒーロー・ アニメのヒロインなどですから、おもちゃや模型もキャラクター系が中心になるわけですね。 そういう意味でも今回の展示会はやる前から成功が約束されています。当日も多くの人が集まっていました。
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また周囲には私含め一般参加者の作品が。 そちらにはスケールモデルも多数ありますが、今回は怪獣系に限って紹介させていただきます。 |
ムビモン改造コンテスト、コンペ作品 |
バンダイの「ムービーモンスターシリーズ」、いわゆるソフビ人形を改造し、一般来場者の投票により上位三作品に商品が出るって企画です。 今回は私含め10作品が集まりました。 その中から数点紹介させていただきます。 |
彩色はもとより、可動部分をパテ埋めしてリアルさがはるかに高まっています。 耳も寝かせていますね。 |
実際の着ぐるみも改造による使いまわし(※)ですが、それをここでやるとは。 ※着ぐるみの再利用事例はものすごくたくさんあります。一番有名なのはゴジラとジラースかな。
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作例は1970年の日本万国博覧会の太陽の塔をイメージしてリペイントされたもの。 |
口を閉じたり、首・肩・下半身をボリュームアップして造形の魅力を増しています。
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何と言ってもこの色がいいですね。シン・ゴジラの不気味さ・怖さが伝わってきます。
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知名度ではゴジラやウルトラ怪獣にかないませんが、ジオラマ風にしたことでスルーされない作品になったと思います。
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ムビモン改造コンテスト、主催者メンバーによる作品 |
コンペの対象ではありませんが、普段から怪獣などを作っているせいか、レベルの高い作品が並んでいます。 |
オリジナルと見比べると良くわかる。 |
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本当はジオラマにしたかったそうです。 そうなった作品も見たいですね。 |
新作のBMW以外は、客層を考えてアニメ系で揃えてみました。 どれもそれなりに見てくれる人がいて、嬉しかったです。 もちろん圧倒的一番人気は「走る頭文字D」ですが。 |
このページの最初のところで、 「模型のジャンルにはスケールモデルとキャラクターモデルの二つがある」 と書きましたが、私はこれとは別の大切な分け方があると思っています。それは ・命のやり取りをしないもの・・・車・バイク・旅客機・商船・コメディータッチアニメのキャラクターなど ・命のやり取りをするもの・・・戦車・軍用機・戦艦・怪獣・ガンダム・バトルアニメのキャラクターなど です。 面白いことに前者(命のやり取りをしないもの)は単体で完成させるケースがほとんどで、汚し仕上げもあまり見かけない。逆に後者ではジオラマ仕立てにしてしっかり汚す割合が多い。 その理由ですが、おそらく後者はその対象環境がドラマチックなため、世界観が強く感じられる仕上げにしたくなるんじゃないかと考えています。 私の普段やっているジャンルは「スケール&命のやり取りなし」。そして今回の大魔神は「キャラクター&命のやり取りあり」なので、表現の方向性が全く違う。要するに超不得意な分野なんです。 だからこそよいチャンスだと思ったんですが、作品が評価されて嬉しかったし、あらためて「シン・新潟特撮模型狂、」メンバーや他の参加者が作っているキャラクター作品のすごさ も感じることができました。 良い経験の機会を与えていただいて感謝しています。 |
第2回 集まれ!新潟模型大作戦に参加しました |
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