2011年5月15日(日)、ツインメッセ静岡にて開かれた第22回モデラーズクラブ合同作品展に、「車談呆人 カー模deリング GARAGE24」のメンバーとして作品を展示しました。
一日だけの参加だったので、他サークルの写真をあまり撮れなかったし、それ以上に今回は私達の「GARAGE24」のブースが面白かったので、今年はそちら中心に紹介させていただきます。
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それにしても今回は例年にも増してすごい人出でした。
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GARAGE24
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「GARAGE24」は2009年から共通テーマを決めています。展示会が終わると次の年のテーマを相談し、一年後には少なくともそのテーマに沿った作品を一つは持ち込もうと言うわけです。
これまで「ナスカー」「派手な旧車」と進めてきましたが、今年のお題は「劇中車」。
メンバーの思い入れのある映画やドラマ、アニメに出てきた車がたくさん集まりました。
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このあたりはアメリカンな映画より。
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サンフランシスコ市内でのカー・アクションシーンがあまりにも有名な「ブリット」。
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「Smokey
and the Bandit」って、要するに「トランザム7000」のことです。
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「VANISHING
POINT」では2台のダッジが。
あの有名な「チャージャー」と「チャレンジャー」の対決シーンです。
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どうです。この「チャレンジャー」のかっこよさ。
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「チャージャー」の方はバンパーに貼られた"My Wife Yes. My
Dog Maybe. My Dodge?... NEVER!"のステッカーも再現。
(意味は、「女房や犬よりダッジが大事」)
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ニチモのキットをオープンカーに改造。
秘密兵器もちゃんと再現してあるんです。
フィギュアは童友社のもの。
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こちらは両方とも「KAD」さん。車が車ですから、何の映画かはわかりますね。
「バットマンカー」は電飾が妖しく光っています。
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「トランスフォーマー」の「カマロ」。
映画に使われたものは市販車と若干の違いがありますが、そこもちゃんと修正済み。
こちらは男の子に結構な人気だったんですが、変形しないと知って残念がる子供多し。
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こちらは説明は不要ですね。
フィギュアは食玩だそうですが、スケールもバッチリ決まってます。
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「SHUN1/24」さんの「ミニミニ大作戦(新しい方)」。
映画の最初の方で出てくる旧ミニや、襲ってくるヘリも用意。ヘリのローターはモーターで回転します。
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「naga」さんのGTRですが、おやまあ、写真を添えたことで立派な劇中車に。
そんなこともあって、会場では結構女性に人気だったんですよ。
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私は「ルパン」とこの二つの計三つ。
カウンタックは最初からテーマネタとは考えていなかったんですが、「あれ? フィギュアを添えれば、あの映画になるよね」と気づいてのこと。
「マミ」は本物は「バス」だってことを知っていての確信犯です。
「これは劇中車です。痛車じゃありません」って言い張ろうと・・・通用しないけど。
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とまあこのように「劇中車」は作る方も皆気合が入っていましたし、見る人にも馴染みのあるネタなので、私達のブースはいつになく盛り上がっていました。
でも実はもう一つ、「女の子にウケる模型」という裏のお題があったんです。
きっかけは去年の展示会。「ビートルズ」のレコード板を模したSHUN1/24さんの「ビートル」が会場の女性の注目を独占し、他のメンバーを大いに焦らせたのでした。
これはいかんと思った「n-hirobe」さんと私がリベンジを誓って会場に持ち込んだのが・・・、
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「みずた&しましマーチ」と「ルパン2作品」でした。
「みずた&しましマーチ」は超人気でした。
今回私は仕事の関係で土曜日は参加できなかったんですが、午後に会場の「さかもっちゃん」に電話してみたら、
「マーチが女性の人気を独占してどうにもならない。日産の女性社員も来て喜んでいた。
このままだと「n-hirobe」さんだけがいい思いして終わってしまう。明日はルパンや優作で何とかしてくれ」
・・・だって。
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その「みずた&しましマーチ」はただのウケ狙いではありません。 マスキングの丁寧さや発色にこだわった塗装など、作品のレベルが非常に高いことも目を引いた理由でしょう。 「n-hirobe」さんは
「ルパン2作品との勝負は両者一歩も譲らず「引き分け」という事で宜しいでしょうか」
とおっしゃってますが、確かに私のルパンも注目を集めていたものの、そのかなりの部分はキャラの知名度によるもの。 客観的に見て、引き分けに持ち込んだとは言えないでしょうねえ(マミも結構人気だったので、合わせて引き分けがせいぜいかな)。
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ちなみに「SHUN1/24」さんは今年これを持ち込み。
新潟県人にしかわからないネタだったせいか、去年ほどとは行かなかったようで・・・残念!
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テーマ以外のネタももちろんあります。
一つ一つが皆素晴らしく、じっくり紹介したいところですが、私達のサークルの紹介はこのあたりで。
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今年は参加サークルがさらに増えて集客力が増したせいか、日曜の会場は通路を歩くのも容易じゃないほどの混雑ぶりでした。各サークルの展示の様子や来場者との接し方を見ているとそれぞれ個性があり、興味深いものがあります。
展示会参加の目的を整理すると、おおむねこんな要素の組み合わせじゃないかと思います。
●一年間作り溜めた作品を持ち寄って、主にサークル内で盛り上がりたい
●作品を来場者に見てもらい、感想も聞きたい
●他のサークルの作品から刺激を受けて、さらにスキルを向上させたい
●他のサークルのメンバーと交流したい
●模型の楽しさを来場者に伝えたい
私達「GARAGE24」はもともとネットで知り合ったメンバーですから、普段は全国に散らばっていて連絡を取り合っていても、実際に会えるのは年一回この会場でってのが基本です。
車模型を作っていても、好みのジャンルはそれぞれ違います。そんなメンバーがブースを構えるとしたらどんなスタイルが良いだろうと考えた場合、「テーマ」を決めるってなかなか良いアイディアだなあと思うんですね。
「テーマ」があればブースにまとまりが出ますし、お互いの製作の様子をやり取りするのも楽しい。またどんなアイディアでテーマをこなすかっていう発想力や企画力を競うのも面白い。
特に今年のテーマのように一般のお客様にもわかりやすいお題ですと、立ち止まる人も多くなって張り合いが出ます。どうせやるなら盛り上がった方が面白いですからね。
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スケールワークスさん
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そんな私達のブースの隣にスケールワークスさんのブースがありました。
私達の参加スタイルは上に説明したとおりですが、スケールワークスさんはその対極にあるような気もします。
どうですこのシンプルな展示。
ところがですね、この一つ一つの作品のレベルがすごく高いんです。
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LSの911Sがこんな素晴らしい完成品になっていたり。
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テロテロの艶を持つ935があったり。
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MG
Model Plus社の「Ferrari DINO 156」に大幅に手が加えられ・・・、
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まるで実車のような完成度になっていたりと・・・、
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いったいこの集団は何なんだと驚かされるのが、スケールワークスさんなんですよ。
浮かれている私達のブースの隣で、「男は黙って作品で語る」なんて感じのオーラを放っています。
でもそのスケールワークスさんも、来年あたりなにやら企てそうな雰囲気。
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その他特にご紹介したい作品
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「yaszo」さんの「コルヴェット・セブリング・レーサー 1957」。
私も以前、コルベットC1は作ったことがありますので、じっくりと拝見させていただきました。隅々まで気配られての仕上げは流石です。
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1/32の「サンビーム」と「ポルシェ356」。
私もちょうど今、1/32を作りかけなものですから、とても興味を持って眺めました。
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こちらは「かっぱコーヂ」さんのコブラ。
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いつもながらですが、パチピタのドア、ボンネット、トランク開閉がすごいです。
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トランクも巧みな機構によって途中でしっかり止まるようになってます。
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多田さんのサーブ96、プラモのキットを一応「芯」にしているとは言え、完成品は全くの別物。
こういうものを作ってしまおうと言う根性と、まるで最初からこんなキットがあったかのような仕上げが素晴らしいです。
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一年前はこんな感じだったんです。いかに大変な作業かがわかるでしょう。
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