8.ライティングを考える
 

では自分の机の上で頑張って撮ってみましょう。

大事なのはライティングや写り込みのコントロールであることは、もうお判りですね?

 

まず右の写真はこのサイトを始めた頃、とりあえず手持ちの道具でトライしていた時期のセッティングです。

このセッティングの大きな問題は、左右の光源の色が異なっていること。

このように なってしまいます。

当時はこれでも満足していましたが、今はそうもいきませんね。

 

 

本来は大きな光源を上に一つ置きたいところですが、このように同じ種類のライトを二つ使っても何とかなります。

ではこの道具をベースに順次ライティングを決めていく工程をご説明します。

まず 上の状態で撮ったのがこの写真。

問題は、

・ボディー右側面に色々変なものが写り込んでいる

・ボンネットの上が退屈

だと感じました。

そこで奥に白い紙、左に黒い紙をセットしてみます。
これによりボンネットに立体感が出てきましたが、ボディーの右側面は真っ黒になってしまい、バランスが良くありません。
試に白い紙に変えてみますと・・・、
こうなります。

ということで、やることがはっきりしてきました。

このように、白い紙に一部黒い帯を入れます。

最後にフロントにレフ板で光を足し、これで ボディーの艶々が表現できました。
 
ただし、光の写り込みがあまり極端だとプラモの仕上がり具合をお見せしにくくなります。

右の写真はボディーの艶をアピールするには適った撮り方なのかもしれませんが、最近はあまりこういう表現が好きではなくなりました。

今はこの程度の控えめな表現が好きになっています。