第33回 モデラーズクラブ合同作品展報告

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2024年5月11〜12日(土〜日)、ツインメッセ静岡で行われた第33回モデラーズクラブ合同作品展に
「車談呆人 カー模deリング GARAGE24」
及び
「伝説のカーモデルコンテスト同窓会連盟」
のメンバーとして作品を展示しました。

新型コロナウイルス感染症の影響がまだ完全になくなったとは言えない昨今ですが、

・流行中は巣ごもり需要が拡大。室内で一人でも楽しめるプラモもその恩恵を受けた
・流行が収まってくると、人々が以前にも増して旅行やイベントに出かけるようになった

こともありホビーショーも大盛況。ただし混乱を避けるため事前予約による人数制限が行われていて、「とんでもない人込み」は避けられた印象です。

以下、自分が所属しているサークル中心に簡単にレポートします。
 

 
伝説のカーモデルコンテスト同窓会連盟
中〜高校生でコンテストに参加していたメンバーも、50年経てば60代後半ですわ。

私も3月に70歳になりましたが、ここ1〜2年は体力の衰えをひしひしと感じます。他のメンバーもそうなんでしょう。

それでも皆、新作旧作を持ち寄り、にぎやかなブースになりました。

テーマはこちら、「レジェンド」でないとできない企画です。
デカールの黄変は仕方ないものの、50年の歳月を生き抜いてきた強者(つわもの)だけが持つオーラがありますね。
ホンダF-1が4台並びました。

右の2つは当時もの。

左2台は新作です。どちらも走行可能。

ちなみに一番左のマフラーが黒いものは1967年仕様ってことで、ロータス49Bのタイヤを幅詰めして使っています。

来場者が一番写真を撮っていたのはこちら。

逆に私の新作は埋没した感じでした。

会場にはタミヤの若い社員も何人か巡回していましたが、タミヤの初期の1/12キットがモーターライズだったなんて話は誰も知らなかったですね。彼らが生まれるずっと前の話だし。

こちらは新作。

白がとてもまぶしい。フィギュアもタミヤのものを使っていて、メーカーが泣いて喜ぶ作品となっています。

この1/6バイクをカメラに収める人がとても多かった 。
タミヤのパーツを使ってはいるものの、ほとんどがスクラッチという力作。

見る人が見ればわかるんだ。

日曜の午後にゲスト参加のploverbellさんの新作。
ここまでの作り込みをやる人はまずいない。

そんな孤高の存在ですが、毎年見せてもらううちに、そのすごさに麻痺している私がいます。

これは今作っている車のエンジン。

3Dプリンタではありません、全て手作業。

「本物と同じ構成で、バラバラになるんですよ〜」と言いながら、楽しそう 〜〜に楽しそう 〜〜に分解していました。

 

あー、やだやだ。
私はこれも持ち込み。

はっきり言って大人気でした。特に子供さんはこの前を素通りすることはまずありません。

最初は車が動いているのをじっと見ているだけですが、私が

「車を自由に取り替えてもいいよ」

と言うと、喜んでこんな感じになります。

また大人の中には

「Xで見た」

という人も結構いました。

この作品は一週間前の新潟の展示会 (5月5日)がお披露目だったんですが、隣で展示していたNOZOさんが動画をXにアップしたところ結構な表示数に。いいねも四千以上ついています。

動画をアップした方は他にもいましたが、NOZOさんの投稿が特にバズった理由は、

・フィギュアと藤原拓海のトレノだけを動かしている
・「逃げるおっさん」というコメントが秀逸

だったからでしょう。

12日にはタミヤの公式Xでも紹介されていました。

メカ部分はタミヤの工作シリーズをそのまま使っているので、タミヤとしても嬉しかったんでしょう。中もしっかりと撮ってくれました。

 

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こんな風にとても反響の良かった「走るイニシャルD」ですが、大きな弱点が判明しました。

子供たちを遊ばせようとすると私がその場から離れにくくなり、結果的に他のサークルを巡回する時間が取れなくなるんです。

そんなこともあって今年は他の人の作品をあまり紹介できないのが残念です。

 
車談呆人 カー模deリング GARAGE24
こっちが私の本籍地です。

2003年に「カープラネット三重」という名前でスタートしてから20年以上。

メンバーも徐々に増えていますが、とにかく「変態」に絞って一本釣りしていますから、今となっては私なんか肩身が狭いです。

こうやってずらっと並べ、変態度を競うわけです。

 

メンバーの中にはデジタル、いわゆる3D造形に果敢に挑んでいる人も多いですし、小型モーターや電子回路などを仕込んで、ドア やリトラ開閉などの動きを見せる人もいます。
そういうものを見ていると、プラ板やパテで粉まみれになりながら作る時代は終わったのかなと思う時もありますが、やっている彼らに言わせると、

「3Dは確かに便利なツールで、手では作れない精密なものを出力できたりもするが、万能ではない。

アナログ技術もなくなることないし、何よりも何をしたいかのセンスが大事」

だそうです。

ゲスト参加の「アヒキロ模型」さんのセルボ。

前からネットでは話題になっているのでご存じの方も多いでしょう。

「アヒキロ模型」さんとお会いするのは初めてでしたが、彼は10数年前(中学生時代)から私のHPを見ていて、自分の模型のルーツになってる(※)とのこと。

※ホントなんだもん、彼のXにそう書いてあるもん

光栄です。

以下、アナログな(?)作品。

とても全部は紹介できませんので、チョイスして。

これ、2ドアが4ドアになってるんだよ〜。
ストラトスターボは私の好きな車ベスト5に入ります。
だからエンジンルームの再現もいつかはやりたいなと思っていましたが、これを見ちゃうともうお腹いっぱい。

 

私のアナログ工作技術の全てを注ぎ込んだレガシィ。

芯にしたアリストと並べての展示は非常に効果的でした。

 

タイヤが回るフィアット131アバルトラリー。

ジャンプしている姿を再現するならタイヤが回ってないと不自然だろうと思ってそうしました。

評判はなかなか良かったのですが、モーターを2個回しているので電池の消費が激しいのが欠点。

「伝説」のブースにいることの多い私のところにマチウリさんが

「電池切れたよ〜」

と伝えに来ることが何回かありました。

 

 
会場で気になった作品
何回見ても脳がバグる。
最近のF1もいいですが、この当時のF1はチームごとに形に個性がありますね。

ribechanのブラバムは、今年のF1展示の中では私的に一番のかっこよさです。

kamasaさんの275GTB。

2018年に展示した私のGTBを見て刺激を受け、在庫キットに手を付けたとのこと。

外装がほぼ終わり、いよいよエンジンルームと室内の仕上げを残すのみ。

私がほとんどスルーしたボディーラインへの手の入れ方が半端なく、シルエットは別物になっています。

なお、赤いミニカーは

「頑張って必ず完成させろ」

と応援する意味で私が差し上げたものです。

 

 

 

 

 

以下は宮崎メカ模型クラブから。

今回私が見た中で、一番驚いた作品がこちら。

「プラモデル」とか「模型」の範疇を超えた次元にありますね。

すごいものを見てしまった。

これも前の週に新潟で見たtaskさんのコルベット。

静岡でも大人気だったようです。

電動で翅がパタパタする牛虻。

ナウシカが蟲笛をくるくる回している所など、芸が細かい。

新潟勢も頑張っています。

こちらは「がんかす」さん。

そして「NOZO」さん。
 
まとめと感想など
私、この3月に70歳になってしまいました。論語には

「七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えず」 (70歳になると、心のおもむくままに行動しても道徳の規範から外れることはない)

とありますので私の心にも何かしら変化が現れるのではと期待していましたが、特段変わった様子はない。こんなものかと拍子抜けです。

ただし体力の低下は如実に感じます。特にここ2〜3年は顕著で、昔ほど思い通りに体が動かないのは辛いです。

自分の体や頭を冷静に見つめてみると、精力的に模型が作れるのは長くてもあと10年前後だろうと考えざるを得ません。完成させられる台数もおのずと見えてきます。そしていよいよ本当に作れなくなる時が来るのでしょう。

でもその時になって

「ああ、結局あのキットもこのキットも作らずに終わっちゃったな」

とは思いたくない。だからこれから先は、いつかは作らなきゃと思っていたキットを中心に悔いのないモデリングライフを過ごしたいなと思います。

で、今年の静岡ですが、いつものように会場をくまなく巡回するほどは動かなかったので、あんまり語れる部分がありません。

理由としては

・うろうろする体力がなかった
・「走るイニシャルD」がバズっていたこともあり、それを見に来るお客様のお相手で時間の大半を費やした
・上に書いたように自分の作りたいキット(あるいは方向性)が絞られつつあるので、他の人が何を作っているかが前ほど気にならなくなってきた

あたりが考えられます。でも家に戻ってから色んな人がアップしている作品写真を見ては、現物を見逃したことを悔やんでいます。反省反省。

そうなると来年に向かっての課題は・・・筋トレか。