第4回松本城下町モデルコレクションに参加しました
 
2023年3月18(土)〜19日(日)、松本市で開かれた第4回松本城下町モデルコレクションに出品参加しました。

金曜午後から出発し、途中でDead-Headさん(三条市在住)を拾って松本に向かいました。

ホテルにチェックイン後「文教堂ジョイ 松本店」に直行。この店、キットだけでなく塗料や工作材料の品揃えも素晴らしく、またお客が持ってきたであろう完成品が沢山展示してあり、模型をやる人にとっては天国のようなところで した。

完成品のレベルは非常に高く、カーモデルを見た時は「これらを作った人たちが明日の展示会に参加するのか。やばいぞ」と思ったことは確かです。

 

受け付けです。
 
ホワイエには長野県内の四つの模型サークルの展示がありました。サークル同士の交流も盛んと聞きました。

ちなみに手前は今回の展示会の主管である「まつもと模型倶楽部」メンバーの作品です。

 
こちらは「うえだモデリングサークル」。
 
そしてこちらは「駒ヶ根モデラーズクラブ(KMC)」

アオシマの楽プラプリウスを素材にしたコンペ作品が並んでいます。クラブとして楽しく活動していることが伺えます。

 

 
こういうの、大好きです。
 
写真を撮り忘れましたが、「ナガノモデラーズクラブ」のコーナーもありました。これらサークルはそれぞれ定例会を開いたり時期を上手くずらして展示会も開いていて、 各メンバーはその都度民族大移動しているそうです。

逆にどこの展示会に言っても見覚えのある作品が並びがちになるとのこと。私のように長野県外から参加してくれると刺激 になって嬉しいとおっしゃる方もいました。

この他長野には「南信模型クラブ(飯田)」「諏訪モデラーズクラブ」もあり、精力的に活動しているみたいです。

 

MAPに入れるとこうなる。バランスよく配置されていますね。

新潟もそうですが、長野は広い。

 
 
脱線しました。いよいよ本会場です。

手前に並んでいるのは、模型雑誌などで作例を公開している方々の作品群。

 
「ken16w」さんの作品。

ガンダムには詳しくないのですが、会場の一般モデラーの作品(それらだって皆素晴らしいんですが)と比べて、仕上がりレベルが違う。

それは私にもわかります。

 
こちらもken16wさんです。
 
土曜の様子が日曜の地元紙に出ていました。

この展示会には著名プロモデラー「松本州平」さんと「奥川泰弘」さんも来てくださっています。

 
松本州平さんの作品。

確かに何かが違う。

 
奥川泰弘さんの作品。

上手く言葉には表せないが、少しでもこのレベルに近づけたらいいなと感じさせます。

 
今回の展示会の代表者、「おすとろん」さんの卓。

 
「KAWASAKI Ninja H2 TOPGUN Maverick」は、実車資料を基にした見事な再現。

卓は私の隣だったんですが、運営の方が忙しく、席にはほとんどいなかった。

運営に携わっている方は全部で10人前後とお聞きしましたが、受け付けには常に交代で誰かがいるなど、展示会を成功させようとする主催者の使命感をひしひしと感じました。

 
地元のカーモデラーの皆様とは楽しく交流させていただきました。
 
「ZERO」さん。
 
デカールは自作ですって。
 
「おがっぱ」さん。

ミニのバリエーションがすごい。

また切った貼ったの改造も手慣れた感じ。

 
こちらは普通の1/24キットを改造したものですって。
 
「ヒデロー」さん。
 
手前左の「The Fairlady Z Customized Proto」、ノーズは自作だそうですが、ホイールはDead-Headさんの3Dプリンタ造形品を用いています。

そしてすごいのがこれ。
 
1/24でここまでやるのはすごく大変でしょうねえ。
 
眼福です。
 
「あるてっく」さん。

あの時代のツーリングカーを数多く完成させていらっしゃいます。

 
そして一つ一つがとても美しい。
 
一方こちらは上田から参加の「kunny」さん。

柏崎の展示会にも何度も来てくださっている方。

 
私の進みたい方向の一つがこのような小ジオラマ。

勉強になります。

 
こっち系もお好きなんですね。

私も大好きです。

 
「発熱弾性体」さん。

某自動車メーカー(バレバレ)のエンジニアだった経験と知識を活かした、ものすごい作り込み。

 
フィギュアも自作。

見応えあります。

 
あらゆるところにリアル感がありますねえ。
 
「鮒酢」さん。
 
1/20のバイクはフルスクラッチ。
 
工作過程を紹介してくださるのも嬉しいです。
 
「ノブえもん」さん。

この作品は会場でも大人気でした。

 
 
細かいところまで作り込んであるにも関わらず、うるさい感じが全くない。

すっと眺めていたくなります。

 
新潟から一緒に参加した「Dead-Head」さん。

”まとも”なものが一つもない(笑。

 
いや、これはある意味正統派。

ノーズやホイールなどは3Dプリンタで制作。

 
彼にしかできない(いや、やらない)新幹線こまち初代。
 
数多くの作品の中から、私が一番心動かされたのが「松永英樹」さんのジオラマ。
 
すごく自然で、わざとらしさがない。
 
いつかこのような作品が作れたらいいな。
 
新潟から参加の「マサコバ」さんの作品。

ジオラマを作りたいと思ったら、地面や草の表現が一つのキモになりますが、これはそのお手本のような作品。

使っている素材など、色々教えていただきました。

 
「schu」さんの第一次大戦機。
 
この路線をどんどん深掘りされています。
 
第一次大戦機は羽根の模様が独特で美しい。

会場に来られる女性の方(おそらく模型はやっていない)が結構そこに喰い付いてくれるんだとか。

 
「hiro」さんは全てアオシマのアヴェンタドールの作り分け。

1年半かけてここまで揃えたそうです。

ものすごい執念。

 
色んな塗装表現で楽しませてくれます。
 
おなじみの「キール」さん。

スイーツ間宮はもうすっかり彼の”アイコン”ですね。

展示会でどうやって来場者の足を止めるかは難しい問題です。

特にそのジャンルをやらない方や一般の方をひきつけるには、一つでも決定的なアイコンがあると有利。

間宮は見事にその役目をはたしています。

 
それが上手だなあと思うのは「Dr.カノン」さん。

動く模型が多いので、子供さんは必ず足を止める。

そして常に新しい工夫を見せてくれます。

 

最後に私。長野は初めてなので、大きいものから小さいものまで色々取り揃えて持って行きました。

”アイコン”は何と言ってもイターラ。そしてトリコロールカラーのフェアレディZも遠くから目立つのでアイキャッチになります。

全体として外したものはなかった印象で多くの来場者の方から声をかけていただきましたが、若干の課題も残りました。

 
表彰式でこれをいただきました。

こんな立派な賞状、いつ以来だろう。宝物にします。

 
副賞はこれ。

事前にコツコツ出力していたのはtwitterで知っていましたがまさか私ももらえるとは。

展示会を成功させるための下準備、運営、外から来た人へのおもてなし、全てが素晴らしい展示会でした。