第20回柏崎模型展に参加しました

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2025年7月6日(日曜)、柏崎市民プラザで開かれた第20回柏崎模型展に参加しました。

20年前にスタートした時は”内輪の見せ合いっこ+α”くらいの規模でしたが、最近は全国から人が集まるようになりました。その中には雑誌作例をやっているモデラー、SNSで有名なモデラーさんなどもいて、とんでもないレベルの作品も混ざっています。

ただし何度も書いているように、柏崎模型展はスタート時の精神を忘れていません。

模型仲間がメンバーの自宅に集まってワイワイやっている・・・、腹が空いたのでラーメンの出前でも取ろうかという話になる・・・、持ち寄ったプラモを交換する・・・、ラジコン戦車 や鉄道模型を走らせている人もいる・・・、そんな一日をちょっと 多めの人数で過ごしているスタンスです。

 

20周年ということで、いつもの倍の広さを確保。

でもみんなそれを見越して多めの台数を持ってきたせいか、結局テーブルは早い時間に埋まってしまいました。
(テーブルの追加はできるので大丈夫でしたが)


作品紹介ですが、今回は初めて参加した方々 からお見せしていきます。

まずは名古屋四人組。

その中の三人とは昨年の上州の展示会でご一緒していますが、柏崎に来られるのは初めてです。

まず右は「kuma wata」 さん。

続いて「あっしぃ〜@」さん。
三人目は「H-IWASE」さん。
最初、ぼーっと見ていましたが、あ、これオオタキじゃなくてタミヤだった。リアハッチは自分で開けたんだって気付くまで何秒かかかった。

以上の三名、皆さんとんでもなく上手でいやになっちゃいます。

四人目は「saruru」さん。

以前からネット上では存じ上げていましたが、お会いするのは初めて。

その作品の素晴らしさは感動的とも言え、私も実物を見られる機会を得て幸せでした。

新規参加と言えば、ZMC「贅沢ミーティングクラブ」メンバーで 松本からお越しの「模型おやじ」さんの作品も凄かった。


ドアを開閉式にしたり、エンジンのディテールアップなどは私も時々やります。

でも彼の作品はその全てがそうなっているどころか、トランクや給油口なども開閉する。



これなどは写真だけ見たら1/12だと思うでしょう。

凄すぎます。

「世田谷模型車庫」さんは静岡では”伝説”メンバーの一人として いつも一緒のブースで展示する仲、柏崎にも毎年来ていただいています。

今回はこの二台を持参。

彼は実車に詳しいので、作品もカーモデラーよりも実車を 良く知っている人に刺さるようです。

「今までの作品、何度か実車の雑誌に載ったことがあるけど、模型雑誌に載ったことはないなあ」

みたいなことをおっしゃってましたが、それこそが作品がものすごく評価されている証拠でしょう。


「日の丸航空隊」さんも初参加。常連の「ヒロシ」さんとご一緒でした。
こちらが「ヒロシ」さん。

M23ヤードレーは静岡でも見ていますが、ディテールアップしながらここまできれいに作れる人、滅多にいないと思います。

今回は私のカルダーと一緒に展示 するためにBMWも持ってきていただきました。

迫力の1/12が並ぶとかなりの威圧感です。

GARAGE24メンバーの「kwn」さんは柏崎初参加。

彼とはいつも静岡で一緒に展示していますが、今回の静岡は海外出張で泣く泣く断念。

そのうっぷん晴らしも兼ねての参加。

ドローン用小型モーターでファンを回しています。

ただまだ演出としては弱いと感じていて、何やら超音波振動子で加湿器のような霧を作って噴出させるとかを考えているようです。

三重の「MASAKICHI」さん。
以前持ち込んだ「強風オールバック」も面白かったけど、今回もなかなか。

 

妙に美人なおねえさん。スタイルも良いなと思ったら、レースクイーン改造だったんですね。け しからん。
常連の「フリーホイール」はメンバー7名で参加。

実はプラモ争奪大会の大口スポンサーでもあります。

詳しくは書きませんが、彼らの中の何人かは業界人。

趣味としての模型作りも何十年も続けており、皆さんそれぞれの頂に到達しているなと感じる。

 

その彼らが作る作品は

「暇を持て余した神々の遊び」

なのかもしれません。

「激走!5000キロ(THE GUMBALL RALLY)1976」は数ある車映画の中で私が一番好きな作品。

バイクはカワサキのKH400、映画の中でもお笑い担当として大活躍していましたね。

わざわざこれを作って展示するなんて、何と優雅で残酷な遊び

車ばかり続いたのでそれ以外も。
長くサフ状態だったハドソン夫人、完成。
車に戻ります。

作品カードを見ていると、今までのジャンケン大会でゲットしたキットを作ってきたよと書いている人もいて、嬉しくなります。

プラモは買って眺めているだけでも幸せになりますが、やはり作るのが一番ですものね。

「kumadness」さんは昨年の柏崎が展示会初参加で、その時は群馬から の遠征でしたが、その後転勤で新潟に。

実はご実家も新潟なので、完全に地元勢の一人になりました。

この作品、画像は以前から見ていましたが、本物を拝見するのは初めて。
素晴らしいのは各パーツの”塗り”ですね。

ひとつ一つのパーツがあるべき色で塗られていて、どんな素材で出来ているかも想像できる。

このあたりは持って生まれたセンスじゃないかと思います。

街道レーサーは大好きです。

マスキングによる塗り分けもきれいですねえ。

 

会場に強い既視感のある作品が。
なるほど〜。

「Oさん」に聞いてみたら、私の「走る頭文字D」を参考にしたそうです。

ベースはこういう知的玩具。

こんなのがあるなんて知らなかったよ。知っていたら使っていたかもしれない。

車の代わりにこういうものも置けます。

手前にあるのが「貞子」。私の「逃げるおっさん」を参考にしたそうです。

宮城の「箱庭技研」さんが東北のモデラーさんと一緒にプライベート参加。

こんなのをいただいてしまいました(※)。3Dフルカラープリンタで出力した1/24、1/35、1/72フィギュアです。

※一部出力が上手く行かないところがあったものなので、サンプルとしてどうぞとのこと。確かに肩の所が透けている

ご覧のようにその表現力は驚くほど。

まだ完璧とまでは言えないところもありますが、恐ろしい時代になったものだと思います。
今回はいつもに増して多くの人が来てくれたこともあり、 時間はあっという間に過ぎて行きました。

プラモ争奪ジャンケン大会も、去年の残りや皆さんから提供してもらったキットにより希望者には一人二個以上お配りすることができました。

また過去にゲットしたキットを作って持ってきた人にはちょっとした景品をお渡ししたのですが、そちらも10人以上いたかな。

 

そんなわけで楽しく終了した展示会でしたが、SNSなどを見ても

「柏崎模型展のアットホームな雰囲気が好き」

と書いてくれる人が多く、主催者の意図が伝わっているなと嬉しくなりました。

ではまた来年。