第18回柏崎模型展示会に参加しました

2023年7月2日(日曜)、柏崎市文化会館アルフォーレで開かれた第18回柏崎模型展に参加しました。

今回は諸般の事情でいつもの場所とは違う会場になりました。駅に近く、駐車場が無料になったのは遠方から来られる方には嬉しかったんじゃないでしょうか。

逆に広さがちょっと足りない感じで、遅れてきた人たちのために急遽ワークスペースにテーブルを置いたりして凌ぎました。

参加者は新規の方や県外勢が多くなった感じ。ごく内輪で始めた展示会もずいぶんメジャーな存在になりました。

ラーメンは62杯だったとのこと。

/////////////

ところで写真は三条市の「KYOWAクラシックカーステーション」。

展示会前日に名古屋・三重から来た仲間と待ち合わせ、一緒に見学。

そうしたら毎年来ている埼玉組の5人とばったり遭遇。

ごらんのように古い国産車が数多く展示されています。

旧車好きの人はぜひ寄ってみてください。

会場風景。

一見広そうですが、向こうの壁は鏡なんです。

今回は毎年来ている「GARAGE24」「伝説」の仲間たちの作品よりも、色々な方の「性癖」や「展示」を中心に紹介させていただきます。

その人がどんなジャンルが好きなのか、あるいは何を訴えようとしているのかが展示全体から伝わると思います。

また、自分の好きなジャンルの作品を並べている人に声をかけて新たな交流が生まれる場合もあります。リアルな展示会ってそういうところがいいですね。
 

特に解説はしませんが、 画像から感じ取ってください。
「schu」さんの展示ですが、 作品カードが面白い。
「schu」さんとはもう何度も展示会でご一緒してますけど、どれ が新作かがわかると便利ですし、毎年精力的に作ってることも伝わるので効果大だと思いました。
それにしても彼の上手さと知識には毎年圧倒されます。
話していると、色々なことを教えてくれます。

この機体、重量級なので操縦桿がハンドルになってるんですって。

水冷エンジンのラジエーター、車みたい。
私がいつも「埼玉組」って呼んでいる5名は「モデラーズクラブ フリーホイール」を結成しています。

作品カードを統一しているので、クラブとしてのまとまりが感じられる。

こちらは根岸さん。
一方こちらは柏崎に来るたびに私に1/43キットや1/12地雷キットをプレゼントしてくれる 「ZR-1」さんです。

今回もまた何か変なのを持ってくるんじゃないかと戦々恐々としていましたが、幸い(?)今年は

「じゃんけんプレゼント用のキットをたくさん持ってきたので、今回はありません」

でした。

そうしたら根岸さんが

「今度1/43を段ボールいっぱい持ってこようか」

だって・・・。

「Sho_taro」さんの作品の素晴らしさは今更説明不要ですが、彼のコーナーに人が集まる理由の一つは展示にあるような気がします。

ベースの黒、作品カードの白抜き文字、台座の高さと色、そして作品プレート。

これらが相まって、博物館にまぎれこんだような気分にさせてくれます。

展示紹介、続けます。

「チーピン」さんと言えばこの素晴らしいジオラマに圧倒されますが・・・、

彼の好みや作風は、隣に展示してある単品作品からも伺い知ることができます。
どこからどう見ても三菱好き。

もしかしたらご自身の愛車だったのかな。

「ぢぇり」さんは1/12の大きささそのものが武器ですけど、縦に並べることで作品プレートも大き目なものが用意でき、説明文もたっぷり書けますね。
昨年のジャンケン大会でゲットしたキットを作ってくれました。

これが一番うれしい。

三重から三菱車を飛ばして参加の「MASAKICHI」さん。

キット化されていない車を別のキットを改造して仕立てるという、とんでもない作業が得意。

なぜそんなことをしているのかは、解説文を見ると伝わってきます。

拡大してお楽しみください。

こちらのゴードン・キーブルはアオシマのレパードがベース。

どこにも痕跡がないんですが・・・。

これは車じゃないですが、制作の詳しい経緯はこちらに。
こちらの製作者は高校1年生。

ものすごく丁寧な仕上がりにビビりました。

「43みならい」さんのP34。

私もちょうど今ティレルを作っているんですが、嫉妬するくらいの完成度。

さりげなく置いてありましたが、フル開閉の力作。

私としては今回一番驚いた作品。

着艦ゲーム用に会長のK君が作った1/100赤城。全長2.6メートル。

彼は先日、何十年かぶりに車を入れ替えたのですが、これを載せられる車が縛りってことで相談され、私の勧めもあってレヴォーグを選択しました。

今回の私の展示。

他人の展示に色々口出ししていながら、この体たらく。

一応書いておくと、エンジンをそれなりに作りこんだクレスタと、古い作品ながらレース仕様からノーマルに戻したプリメーラは人気がありました。

また、こんなのを持ってきた人がいました。

私のムービングベルトで走らせ、その動画を撮るためだけに柏崎に来たんですって。

で、ちゃんと動いたんですね。ご本人もすごく喜んでいました。

ジャンケン争奪大会用のキット、去年たくさん持って行ったこともあり、今回 私自身は十数台しか用意できなかったんですが、頼んだわけでもないのに全国から来た仲間が大量に提供してくれて全部で60個くらいになりました(写真に写っていないものもあります)。

おかげで希望者にはもれなく、人によっては2個配分することができました。

できれば作ってやってください。

 
まとめと考察
私は今新潟市に住んでいますが、生まれたのは柏崎市。保育園の時に親の転勤で東京(吉祥寺、その後幡ヶ谷)に引っ越しましたが、中学の途中にまた柏崎に舞い戻り、高校卒業まで住んでいました。

柏崎模型好楽会の会長は中学・高校の同級生で、プラモを通じて友達になりました。そこから55年間の腐れ縁です。柏崎模型展をどういうスタイルで運営するかについては時々相談されることはあるものの、基本的には彼の意向を尊重し、私は「人集め」が 主な役割だと考えています。

柏崎はスケールモデル、特にカーモデルが充実していますが、そこに私の影響があることは否定しません。また新潟でガンダムなどのキャラクター模型を見たけ ればNIPCOMが、飛行機が見たければ新潟エアクラフトモデラーズ展示会など色々ありますから、上手に棲み分けているのかなとも思います。

何度か書いていますが、柏崎は普通の展示会とは違い、

・事前申し込み不要
・スペース割り当てなし
・参加料なし
・コンペなどはやらない
・会場でラーメンの出前が取れる(ご飯はスタッフ側で用意)
・ゲームやプレゼントもある

となっていて、初めての人は面食らうかもしれません。でも逆にアットホームな雰囲気になり、県外から来る知り合いも「だから来たくなるんだ」と言ってくれます。

展示会を開くには会場レンタルやゲーム景品だけでなく諸々の費用がかかりますが、それは会長含めた地元の
柏崎模型好楽会メンバーの持ち出しになっています。でも彼らも県内外から来てくれる人たちに喜んでもらえればと、ホストに徹しています。

私がジャンケン大会でプレゼントしているキットには貰い物もありますが、在庫処分で困っていた人から安価に引き取ったものや店で普通に買ったものも多い。正直相当な持ち出しになってはいるんですが、柏崎模型好楽会メンバー同様

・楽しければいいじゃん、趣味なんだから
・喜んでもらえればいいじゃん、趣味なんだから

が基準になっています。

このスタイルがずっと続くかどうかはわかりませんが、来てくれた人の多くが「楽しかった」と言ってくれるなら、それが何よりの喜びです。

・・・・・・・・・

そういえば一つだけ・・・。

今回参加してくれた人たち、その多くは顔見知りでしたが、全く初めての方も相当数いました。テーブルに置かれた作品を見て

「これは素晴らしいな、初めての参加者らしいが誰が作ったんだろう」

と思うことが結構あったんですが、作品カードがなく、ご本人もネームプレートをつけていない場合が多いので、探しようがありません。

今回は主催者の方でネームプレートは用意していませんでしたが、慣れた人は自分で用意している人も多いです。

(今回私は不精して静岡の時のものを使ってしまったが)

せっかくリアルな展示会に出すのでしたら色々な人と顔見知りになった方が、その後の世界も広がるんじゃないかと”私は”思います。

来年参加される方はそんなことも心の隅に置いていてくれるとうれしいです。