第15回柏崎模型展示会に参加しました

2018年7月8日(日曜)、柏崎市民プラザで開かれた第15回柏崎模型展示会に参加しました。

ありがたいことに毎年参加者が増えているんですが、今年もこんな感じ。参加者同士の会話も弾み、楽しい時間を過ごすことができました。

受付脇で迎えてくれたのは、柏崎模型好楽会会長の奥さんの作品。

石にペイントしたんですって!

口の部分はワインのコルクだそうです。

なぜ小美人が南京豆なのか・・・、皆さんはおわかりですよね。
今年は東京から「伝説のカーモデルコンテスト同窓会連盟」メンバーの「世田谷模型車庫」さんが初参加。

全てフルスクラッチの作品群でみんなの度肝を抜きました。

発売されたばかりの「CAR and DRIVER 8月号」では彼の作品が紹介されています。

紹介は今後数回にわたって行われるとのこと。

こちらは「プリンスR-380」。

1966年の第3回日本グランプリに砂子義一さんの運転で優勝した車です。

プリンスR-380の色はもっとアズキっぽいんじゃないかと思っている人もいるかもしれませんが、あれは経年変化による退色。

この色が正解だってことを砂子義一さんご本人に(!)確認いただいたそうです。

 
会場を回っていたら、妖しげなオーラを放つ作品を発見。

「どこかで見たような・・・」と近づいてみたら・・・、

「MARUMASA製作所」さん。

「え? この人三重だよな。もしかしてご本人来ているの?」

とちょっとパニックになって、「masakichi」さんを捜しましたよ。

500kmの距離を車を飛ばし、いきなりの初参加でした。

こちらの「ホンダシビックSi」、キットはハッチバックだったのを4ドアにしています。

簡単な改造じゃないですよ、これ。

「えりあん」さんのガレージに収まる、masakichiさんの二台のジェミニ。

よく見てください。赤い方はハッチバックに改造されています。

このようにmasakichiさんは腕が一流なのはもちろんのこと、発想の豊かさ も素晴らしくて、大好きなモデラーのお一人なんです。

この「トヨダタイプaA(ホットロッド仕様)」も「そう来たか」という着想。

ちなみにルーフは少しカットして、チョップドカー風になってます。

これなんか最高!
masakichiさんは 
「どこまで冗談が通じるだろうか」
と心配されていたようですが、見る人が思わずくすっとなる作品、着想のユニークさに口がぽかんと開いてしまう作品が大好きな人は私含めてたくさんいますから、大丈夫です。
例えばこの「DeadHead」さんとか・・・。
 
ちなみにえりあんさんのガレージ、誰でもキットを置いて撮影できるので、私もこんな風にさせて頂きました。
毎年来ていただいている関東勢もすっかりえりあんさんと仲良くなり・・・、
気が付くとこんな風になっていました。
関東から来られる皆様の中には雑誌の作例を手掛けている人もいて、一つ一つが物凄くハイレベルです。
 
もうすっかりおなじみになった名古屋の「さかもっちゃん 」

今年はこれらを持ってきてくれました。

最新作はこちら。もう言うことなしですね。

ドアなんか、閉まっている時はこれが開くとは思えないほどパチピタです。

 
ものすごくきれいなGT-Rがあったと思ったら、やはり作者は「Mナンセル 」さん。

仕上げレベルは最高です。

1980年代のマンガ「よろしくメカドック」に登場する「松桐坊主セリカ 1600GTV」。

色がオレンジなのでアニメ版かな?

こういうキャラ物をここまできれいに作っちゃうんですね。

 
静岡から参加の「Dr.Kanon」さんの作品群。

私はこちらのジャンルには詳しくないんですが、Dr.Kanonさんはその世界ではとても有名な方のようです。

古いキットに「フレームアームズ・ガール」や「メガミデバイス」のフィギュアを組み合わせることによる相乗効果が素晴らしいです。

ちなみに右は走っているとこ。

こちらは「東京マルイ」がかつて発売していた「ずっこけオフロードシリーズ」の中の「ボロクツワーゲン」と「ヘルセデスベンキ」。

私も初めて見ました。

これは一見プラモ作品のようですが・・・、
実はラジコンカーを改造したスマホカバー。

このスマホはもう使っていないそうですが、実際に使っているスマホも赤いランボルギーニで覆われていました。

ちなみにカメラを使う時はフロントウインドウを外すそうです。

こちらは真面目モデル。

古いグンゼのキット(二代目後期ハイエースワゴン)を改造し、ご自身が乗っているノーマル車に戻しています。

・・・普通じゃない。

 
会場には車以外にもたくさんの作品が並んでいました。

好みで少々ピックアップさせていただきます。、

柏崎模型好楽会会長のお嬢さんの友人の作品。

飛行機も作られるそうで、それを知ってから眺めると、汚しが「泥・錆」ではなく「油・煤」方向かなあと感じられます。

金属感が出ていて素晴らしいです。

地元なのにNGT48のことはほとんど知らないのですが、かわいかったので・・・。

高倉萌香・・・、覚えました。

バランスの良い仕上がりですねえ。
 
こちらは地元の「あべびー」さんの作品。

フィギュアは「マスターボックス社・ピンナップシリーズ」の「サマンサちゃん」を改造しているようです。

一つ一つ丁寧に作られていて見応えがありますねえ。
「あべぴー」さんとは楽しくやり取りさせていただきました。
 
心に響いたカーモデルをもう少し紹介させていただきます。
こちらは実体顕微鏡。フィギュアの顔を塗装する時など、確かにこれがあるといいかも・・・。
 
会場で、「あいばーん」さんから送っていただいたキットのジャンケン奪い合い大会実施。
(もっとあったんですが、私含め若干名が事前に横取り)

参加希望者とキットの数がほぼ一致していたので、皆さんに行き渡りました。

 

ちなみに、なぜこれだけのキットをいただくことになったかの経緯を簡単に書いておきます。

・もともとこれらのキットは「あいばーん」さんのご友人が買い貯めたもの
  
・だがその後、ご友人が事情によリ模型が作れなくなったので「あいばーん」さんが引きっとった
  
・そうは言っても大量なので、一人ではとても作り切れない
  
・そこで私なら上手く活用してくれるだろう

てな感じです。

その「あいばーん」さんは東京から参加。

今お作りになっているのはアオシマのNクーパーです。

完成が楽しみですね。

 

なお「あいばーん」さんには制作の参考にと 、今回展示した私の完成品(1/24)の中から3台ほど自由に選んで、持って帰っていただきました。

後日、その中の一台がご友人の所に渡ったと連絡がありました。とても喜んでいただけたそうで、何よりです。

(右の写真は公開の許可を得ております)

 
最後に私の戦利品。

・ローラはさかもっちゃんにいただきました。このキットはずっとあこがれていたものなので、すごく嬉しい

・ニチモのタイガーはあいばーんさんから

・小さな四角い箱はプロバンスなどの1/43キット。去年フェラーリ275GTB他を頂いた「ZR-1」さんからです。

「去年は大きいのを持って来たけど、何やら小さいのにも興味がある様子なので」
ってことでした。

どれも1万円以上するんですけど、いいのかな・・・。ありがたやありがたや。

ちなみに去年の1/12キットですが、私は
「ZR-1さんが置いて逃げた」
と理解しているんですが、ご本人は
見せるつもりで持ってきたが、箱を開けて目をキラキラさせている様子を見たら、とても持って帰るとは言えなかった」
とおっしゃるんです。

皆さんはどちらの言い分を信じますか?

 

何はともあれ、たくさんの参加者の皆さんの協力で今年も無事終了することができました。ありがとうございました。
 
追記:地元の柏崎日報に当日の記事が掲載されました。許可を得て転載します。
 
Dr.カノンさんの「ぶんぶく茶釜」はこれです。