第9回柏崎模型展示会に参加しました

2012年7月8日(日曜)、柏崎市民プラザで開かれた第9回柏崎模型展示会に参加しました。

”模型展”と言っても柏崎で開かれるこの展示会は、普通の模型展示会とはずいぶんスタンスが違います。

例えば模型屋で知り合った仲間の一人が、
「今度俺の家に模型見に来ないか?」
と声をかけ、
「じゃあ俺の作品も持って行くよ」
となって、誰かの家に数人が集まって模型談義に花が咲く。

そのうちに腹が空き、
「ラーメンの出前でもとるか」
となり、さらに時間を忘れて模型談義。
秘蔵の資料集をひっくり返したり、ちょっと気分を変えてゲームで遊ぶ・・・。

それを大人数でやっていると思えば、イメージも掴めるんじゃないでしょうか。

初めてこの展示会に紛れ込んだ人は、会場の一角でおっさん達がラーメンをすすっているのを見てびっくりするかもしれませんが、ここはそういう所なんです。

(ちなみにラーメンは出品者に限らず誰でも注文できます。10時半くらいまでに600円出して食券を買ってください)

 

 

例えばこれ。

6月に地元のメンバーで童友社の潜水艦を作って、海で自動浮沈させたそうで・・・、

その様子がこのように紹介されています。
「潜ったり沈んだり」せず、どれもちゃんと「潜ったり浮いたり」したそうです。
水中撮影かよ。
伊号-401はパッキンゴムを押さえるねじが真ん中にだけあって水漏れしやすい。

一方Uボートは電池三本のパワーで自動浮沈がせわしなかったそうです。

こちらは輪ゴム銃による的当て大会。商品もあり。
親子連れの来場も多かったです。
私の展示の一部。

ポルシェ910が完成したので、比較的古いポルシェも並べてみました。

レジンのままの910は、私にキットをくれた「ZR-1」さんが比較のために持ってきてくれたもの。もともと二台買っていたんだそうです。

1/12の910はもちろん走行を披露。
完成してからクリヤマ模型さんに置かせてもらっていたペネロープ号。前日の出張で取りに行く時間がないよと焦っていたら、「いちもく」さんが代わりに引き取りに行ってくれました。

また、持って行ったデジカメにメモリーカードを入れ忘れて全く写真を撮れなかったんですが、「いちもく」さんが撮影データを提供してくれたんで、こうやってページを仕立ててます。

こちらの人だかりは何でしょう。

「いやー、ファイアーフラッシュ号のガレージキットがネットオークションで出ていたので、思わず○万円で落札したんだけど、我に返ったら、これ、どうしたらいいかわからない」

だって。

こっちを見て、

「ペネロープ号の流れでどう?」

なんて言う人もいたので、逃げてきました。

以下はチョイスした写真。

うん、来年はもうちょっとコースを長くして、皆がルマンに出たマシンを持ち寄って年代順に並べるのも面白いかも。

銀色部分はメッキシルバーネクスト。

クリアをかけずにデカールだけ貼ったそうです。

初参加の「Yoshi」さん。

実はこのキットは昨年のフリマで私がお売りしたもの。

こうやって完成していただいて、すごく嬉しいです。

「えりあん」さんが持ってきたのは発売間もないBRZ。

リアウィングをスクラッチして市販デカールを貼った、「なんちゃってWRC仕様」だそうです。

こちらも「えりあん」さんが作った、メビウス・モデルの1/25ハドソン・ホーネット。

文句なしにかっこいいです。

「とくえもん」さんの「スペースシャトル」。

このアイテムチョイスと展示スタイル、素晴らしいですねえ。

アップライト照明も効いています。
静岡の展示会で評判になったポニョの作者、「NoZo」さんの一連の作品群です。

どれもほんわかした暖かさを感じます。

こういうのが隣同士に並んでいいのか・・・いいんです。
鉄道模型はプラモと工作方法が全く違う。それを実感します。
AFVは汚しの手法が人によってずいぶん違います。

自分の好みを探して行くのも面白い。

「えりあん」さんのこの表現スタイルは、私の中ではど真ん中ストライクです。
こちらのザク、台座には、

「ああいうのはやりにくいんだよな」

って言葉が書いてありました。

おそらくガンダムの中の名セリフなんでしょう。

以下は東京方面からやってきたグッドスマイルとダックテイルズ関係の皆さんの作品。

 

これが全国水準(技術レベル、発想など、色んな意味で)だ。

顔のところはデカールを使わず手書き。
いやはや、素晴らしい。
道路に新宿とか港区とかそういう文字が書いてあるようです。これは首都高かな・・・。

「新潟の者にはこれは書けない」

って言っている人がいましたが、それは「ひがみ」です。

あまり見かけない表現手法。

勉強になります。

こちらのマッハ1、ボディーはオオタキ、シャーシやエンジンはアメプラのナスカーだそうです。
痛車なのに違和感なし。

個人的には今回の展示会の一番の収穫でした。

”これはゾンビですか?”でキーワード検索したら、色んな画像が出てきました。

 

ノーズの部分はチェーン・ソーでいいんですよね。

 

 

えーーっと、これも元ネタ良くわからないけど、ぶっ飛んでます。
某声優&歌手のフィギュア。

アニメファンなら誰もが知っている人ですから、制作途中の段階なのに色々突っ込まれているそうです。

「NoZo」さんの作ったフィギュアとのツーショット。
こうやって東京方面からの皆さんの作品を見て思うのは、その自由度の高さ。キットを丁寧に作る段階を通り越して、模型を自己表現の手段として活用しまくっている感じです。

模型は脳内でどれだけイメージを膨らませることができるかがキモなんだよ・・と教えられたような気がします。