ドトウのゴールデンウイーク

 

2001.04.30

バソコンー座にを送ったのが効いたらしい。
PM2:00過ぎ、兄、義姉と甥っ子2号とともに来訪(甥っ子1号、本日、友達の家に行く約束のため来なかった。ほほう、彼なりのネットワークが広がっておりますナ)。お茶を飲みつつ、いろいろおしやべりをする(3時間弱)。

その中で、『横目日記』に関する事がらは次のとおり。

※ルナちやんの写真について

「あれ、メグさんから写真、預かってないのか?」
兄の言葉に、一瞬、キョトン。
が、事情を聞いて納得。兄、ルナちやんの写真、1つのコーナーとして使用するのはだめだが、横目日記のカットに使う分には構わないとのこと。

横目日記は活字ばかりなので、メグさんがわが家にルナちやんを連れてきたシーンにさりげなく入れるつもりだったらしい。
「メグさんにも、そのようにメールで伝えていたんだけどなあ……」
兄、私の様子をみて、なんでだろう?という反応。しかし義姉の

「それはあなたの書き方が悪かったのよ」

援護射撃的言葉に反論できず、あっという間に撃沈(後日、メグさんに確認したところ、
「もしかしたら、
『「問題になった犬はこれだ」と写真に紹介したりして・・・』というメールがそうだったのかもしれませんね。でも、私、そんな風に思わないで読んでました」
。義姉の予想、大当たりィ〜)。

※[横目日記]の原稿について

兄、基本的にはこれで大丈夫。しかし、4月1日分は長過ぎるし、ダプっている部分もあるので、そこのところは編集する、とのこと。
「おれもこだわり道場、(公開している原稿の)3倍は書いてるな。で、その中からまあ、いいものを選んで、出してる。まあ、中には(義姉の方をチラリと見つつ)『ダメ!』と言われるものもあるけど」

兄、A4版・32字x30行×40枚という日記の量の多さに
「40枚かよう……」
文句を言いつつ黙読(でも時折、ニヤっと笑ってた。そこのところ、妹はしっかり見ていましたゼ)。
で、これに絡み、
「メールだったら編集楽なのにい〜。スキャナーで取り込むと文字化けが出て大変なんだぞ。パソコン買えよ。7万だぞ、7万!(ありや、値段が下がった。確か、正月の時は8万だったよな)」
再ぴ、妹にパソコン買え攻撃。が、妹、あっさりと
ヤダ(ちなみにウルトラマンに出てくる宇宙人は、ダダ)」
兄のもくろみはまたもや崩れ落ちたのだった。

※兄、IT講習のアシスタントになった

なんでも市の方から会社に要請あり。他の人と一緒に参加することになったとか。
IT講習は初心者向け。アシスタントといっても、ほとんどの人はインターネット検索とメールが送れる程度。ホームページを作っている人は兄を含めて2人しかおらず、
「アシスタントをやる人達が集まった時、『ホームページを持ってる人、手を上げて下さい』って言われて手を上げたら、ほとんどいなかったので、あれあれ?という感じだった」

そういう訳で、兄、早速活動を開始。週2回、夜7時から9時の2時間コースに人った。とはいえ、習う人の年齢もいろいろ。理解度も人によっていろいろだとか。

兄、そこで稼いだお金(時給750円ナリ)、見栄を張って
「家計の足しにする」
と、言っているらしい。
が、義姉はすでにお見運し。
「『デジカメ買う時の足しにすれば』って、いってるの」
ほほう……デジカメですか。うまくいけば、バソコン一座に、また、新たなメンバーが加わるわけですな。

※メル友? TACさんと原型師A‐Tさんのこと

兄、A‐Tさんの記事が載ったタウン誌を車から持ってきて見せてくれる。
同時に兄、TACさんの紹介記事のことが気になったらしい。
「[宇宙船]のバックナンバー、見せてくれないか?」
早速『タコツボ部屋』の本棚から宇宙船94号を取り出し、居間ヘ。
兄と私、それからしばらく、コタツに足を突っ込み、それぞれの記事を見ることに。
兄、[宇宙船]に截っているTACさんの写真を見て
「K君に似てないか?」
私や義姉も知っている模型好きの友人の名前をポツリ(ホント、似てます)。

私はA‐Tさんの記事が載ったタウン誌をじっくり鑑賞。写真に載っている数々の原型の出来に驚嘆しつつも、指に巻かれた白いばんそうこうの方が気になった。どうしてなんだろうと思いながら記事を読んだところ、納得。原形帥の職業病、腱鞘炎防止を兼ねたテープだったんですね。

でも、写真の一角には、夏に販売予定という戦車の原形がズラリ。発売後、わが家にも嵐が吹きそうな予感がする。A‐Tさんの作った戦車、いったいどんな形でお目見えするんだろ?今から楽しみでゴザイマス。

2001.05.02

♪♪長男は学校。次男は保育園。
カミさんも、午前は仕事、午後は友達と食事の約束。
今日はゴールデン・ウイークがらみで会社もお休み。
と、いう訳で、家の中はオレ1人。
さあ、模型作るぞ。ホームページいじるぞ。インターネットも見放題。
イッツ、パラダイス・タ〜イム!
♪♪

なんて、『Dr.スランプ』則巻千兵衛モードに入っていた兄のもとへ、
「んちや!」
フケ顔アラレちやんの妹、兄の好物である自家製ぬか漬け片手に参上(実はおととい、兄一家がわが家を訪問した際、ホームページ見学の約束をしていたのでした。悪しからず)。

「ハカセ、ぬか漬け、どこに置けばいい?」
「とりあえず、冷蔵庫の適当なところに入れてくれ。(横目日記の)原稿、パソコンに入れる手伝い、してもらうから」
「ほよ?」
「あのなあ、横目日記、『面白く書けよ』と言ったことは言ったけど、おまえがアラレちやんになってどうする。ぬか漬け入れたら早く2階に上がれ」
「へイ」
てな訳で、タ方まで、ホームページ見学、並ぴにホームページ制作の裏方を少しやって来ました。

で、当日の流れは次のとおり。

※ホームページ&メール見学編

○まず、29日にメグさん家のパソコンから送った極彩色メールを見学。忠実に再現されていたので嬉しかったけど、兄に言わせると、
「メグさんが使ったのはHTML方式だな。だから色付きメールができる。でもこれ、まれにだけど、送信する時ウイルスが侵入する場合あるんだ。注意した方がいいな」

それゆえ、メールは白黒のシンプルなものが最適とのこと。
同時に、
「色付きは、親しい人ならいいけど、初めて出す人にはやはり、普通の方がいい。礼儀だな」
パソコンのない妹に、メールのマナーを伝授。参考になりました。

○クリヤマ模型さんの掲示板で、兄が行きつけのクリヤマ模型の親父さんが[なんでも鑑定団]に出たことを知る。内容は4月に放映済。兄、見ていないというので、、
「確か、ピデオに撮ってあるはず。私も撮り放しで見ていないから捜してみる」
兄に約束。
なおその際、親父さん、田宮の貴重なピンバッジ(旧ロゴタイプ・・by兄)をつけて番組に出たことろ、司会の石坂浩二さんに見つけられ、話が弾んだとか。石坂さんの趣味は広いなあ。

○兄がデザインの美しさに惚れ込み、声をかけたというMizさんのホームページを見学。北海道在住ということで、最初に現れたのは札幌の夜の景色。
「すごいだろ?」
兄が言うとおり、最初から、ほう〜、思わずため息が出る上品なレイアウト。

が、それ以上に模型の出来も撮影の出来もすばらしい。私が特に気に人ったのは、ジャンボジェットの模型。もしかしたら、本物よりも美しいんでないかい?
なるほど、これは、今まで見たホームページにない独特の気品があって、芸術的な香りのするホームページ。兄がリンクした理由、妹にもよくわかりましたです、ハイ。

○それからもうひとつ、兄のリンク集に、なんと、TACさんのホームぺージも仲間人り。兄、その中から、TACさんが作ったという模型を見せてくれる。
TACさん、撮影の仕事に携わっているせいもあってか、兄や今まで見た人とは違う独自の雰囲気を持っている。そう、一言でいえば汚しの美学。汚すことによってかもしだす模型のリアルさ、存在感、といったところでしょうか。
いや〜、こんなのがTV画面に出て動き出したりしたら、マニアの方はたまらんでしょうなあ。同じ模型でも、こんなに個性が出るとは思いませんでした。

[ツインスター・メーリングリスト」より、会員専用のメンバー紹介のページ見学。みなさん、なかなかユーモアのある文面で自己紹介しておりますね。
その中で、『自慢の模型』『こんな模型、作ってます』みたいな自慢画像紹介があるのだが、兄、そこに、ホームページに接続した途端に出る幼少の写真を掲載。予想もつかない展開だったので、画面が出た途端、大笑い。

しかし、兄に言わせると、
「その当時、模型を持って写真を撮るなんてこと自体が珍しいんだぞ」
また、兄が持っている模型も、当時の子供たちにとっては憧れのものだったんだとか。なるほど。他のメンバーの皆さんを楽しませ、羨ましがらせている訳ですな。

○それから[田宮模型歴史研究室]ヘ。初期の頃の、組立前の木製模型(これは兄から聞いた話なんですが、田宮が静岡にあるのは、昔、模型の材料になる木が静岡で調達できるという事情があったんですってね。

「昔の子供は、これ、組み立てていたんだよなあ。たいしたもんだ」
といいつつ、じっくり鑑賞。
このあと、著者紹介のコーナーも見学。助手さん、妹と同じ年に生まれていたので(ただし早生まれなので、学年は5月生まれの妹より1つ上)ぴっくりしました。

○この後、兄のホームページを見る前のレクチャーとして、兄、模型部屋ヘ。ほどなく、2台の車の模型を持ち、パソコンルームにやって来るやいなや
「ほら、見てごらん。車体のツヤが全然、違うだろう」
テーブルの上に置き、さっそうと披露。

「あ、ホントだ。(片方を指さし)こっちの方がツヤがいい」
「だろう。実はこっち(ツヤのない方)が売られている模型をそのまま作った分。そっち(ツヤがある方)の分は、それじやつまらないからということで、いろいろ加工してみましてねえ〜」
「ほう……」
「まず、そのままのものは、ナンバーブレートがいまいちなんでねえ。こうして作ってつけてみました」
「へえ〜」
「前のグリルもですねえ、実際の車と同じように、こうやって綱目の部品にしましてねえ〜」
「ふ〜ん……」
「あと、模型のタイヤホイールには空気穴がないんだけど、こうして取りつけてみたりして」
「ひやあ〜!(だってシャーペンの芯なみの部品なんだもん)」
「それからウオッシャーの部分(ワイパーでを掃除する時、水を出すところ)もですねえ、こうして、穴が開いているように見せたりして……」
「…………(絶句)」
「あと、前の座席、違うの、わかるか?」
「(さんざん外側から眺めた末)う〜ん、ちょっと、わからない」
「そうか……(といった後、2つの模型の車体カバーをはずし)、ほらここ、座席の形、違うだろ?」
「あ、こっち(ツヤのない方)、後ろの方がへこんでる」
「そうなんだ。模型ではへこんだままなんだけどさ、実際の車はそうじやないだろ?だからこうして、後ろの方も、厚みをつけてみたんですよう〜。
あと、内部の表示部分もね、こうしてそれっぼくしてみたんだ。わかるか?」

…………、まいりました。それにしても、ここまでやりますか。

「今、ホームページで力を入れているのは、完成した模型をどう、縞麗に写すかということのノウハウを、オレ流に公開すること。
そこで今、同じ模型を2個作り、1つは普通、もう1つは撮影が映えるものに作ってる」

なるほど、撮影以外でここまでリアルで縞麗にするとは、妹、想像しておりませんでした。でも、そこまで行くと、趣味を越え、もはや“模型道”ですな。兄上、ちょっと苦しくないですか?なんて風に思ったので、さりげなく聞いてみると、
「いや、そこまでしなくてもいいんだよ。模型を作るのが苦しいだけじや、なんの意味もない。模型はその人その人が自分流に楽しめるものでなくっちや。
でも、オレの場合、やっちやうんだよなあ」
やっぱり。

とはいうものの、ひさしぶりに、プラモを見せつつ熱弁をふるうお兄ちやんの模型話を聞いた。小さいころ、何回かそんなことがあったから。

でもね、その熱弁、妹と自分の家族だけにした方がいいよ。その時の顔、いつもと全然違う。ヒートアップし過ぎてちょっと怖い。

この後、少々雑談。その中で印象に残ったのは、
『今、いろいろな人が、いろいろなホームページを開いているが、ホームページを開く意義とはなんぞや?』
と、いうもの。

兄、
「ま、自分の作った模型を他の人に見せたいってのが普通なんだけど、オレみたいに”ホームページを開く意義”みたいなメッセージを発信している物好きもいる。
企業のホームページみたいにPRを兼ねたものもある。
でも、中には、遠く離れているおじいちやんやおばあちやんに、孫の写真を載せて成長の様子を見せる、なんて、ホームページもあるんだ。
この場合、インターネットを便った『通信手段』ということで、アクセス数がどうのこうのという話ではない。どもこんな利用法、すばらしいと思うけどな」

妹が思いもよらなかった利用法について説明。が、その一方で、
「でも、みんなこうやって、個人でホームページ開くのは大したもんだよ」
TVやビデオのように普及していないパソコン事情を考慮した兄なりの意見も話してくれる。