アルピーヌ ルノーA110 モンテカルロ’71


20年ぶりくらいに模型製作に出戻ってきて1作目の完成品です。
模型電動士さんのスゴイ作品に触発されて、今回はじめてやる手法をいろいろ経験しました。ずいぶん時間も掛かり失敗も数々ありましたが、とにかく最後まで形にすることが出来ました。

初体験その1 スライドマークの上からクリアを吹いて研ぎ出し

スライドマークの上にクリアを吹くリスクは聞いていたのでおそるおそる吹きつけましたが、これは意外とうまくいきました。しかしその後の研ぎ出しでかなり苦戦しました。 
最初は表面にペーパーをかけずにいきなりコンパウンドで磨きましたが、かえって艶がなくなってしまいました。どうも塗装を厚く塗りすぎたために奥まで乾燥していなかったみたいです。 
それと表面の凹凸をペーパーで平らにしてからコンパウンドをかけないと艶が出ないと聞いてスポンジ研磨剤で表面を削っていったらゼッケン部分のスライドマークまで削ってしまいました。
なんとかタッチアップしてクリアを吹きなおしました。艶は結構出たと思いますが塗装の厚さで全体にモールドがつぶれてモッタリしてしまいました。

初体験その2 エッチングパーツ

ワイパーはモデラーズのエッチングパーツに替えてあります。模型屋さんで見つけてためしに買ってみたら形や長さがピッタリだったので。
でも助手席側のワイパーはウィンドウに密着させることが出来なくてかなり浮き上がってしまいました。
やっぱりこういう別売りパーツの活用は難しいです。

初体験その3 ベアメタル貼り

前後のウィンドウは初めてにしてはそこそこうまくいったかな?というところですが、サイドの窓枠はかなり苦労しました。
ベアメタルはとても薄いので貼ると下地のこまかいデコボコがそのまま出てしまいます。サイドピラーのあたりは下地をちゃんと平らに磨いてから貼るべきだったと反省しています。 
リアのエアインテークカバーを止めているリベットにも小さく切ったものを貼ってあります。

 

初体験その4 エンジンのディテールアップ

と言っても、エンジンにプラグコードを付けただけですが・・・。 
そのためにデストリビュータらしきモノをランナーを削って作り、エンジンのそれらしきモールドのところに取り付けました。 もっともボディを乗せたらまったく見えなくなりましたけど、あまり良い出来ではなかったのでかえって良かったかもしれません。

実車のプラグコードはこんな色じゃないとは思いますが、黄色いコードは青いボディにマッチして結構おしゃれな色合いではないかと自画自賛しております。

その他は、ほぼ説明図通りに組んでありますが、せっかく作った足回りが見えなくなってしまうのでアンダーカバーは付けていません。

塗装もほぼ指定色で塗ってありますが、バンパー部分は「きよみ」さんからアルミで出来ているらしいと教えてもらったので、Mr.メタルカラーの「アルミ」を塗って磨いてあります。